2013年04月08日

「バイバイ」







子供のような一言でした。






軽い認知症の父親は普段日中はデイケアのお世話になっています。
ところが、2週間ほど前から母親が急遽入院する事になって、可能な限りお泊まりもお願いしています。

その間、洗濯物も溜まるので、その受け取りと顔を見る為に3日に一回くらいはその施設を訪れるようにしてるんですけどね。

ここにお世話になるようになってからは、本人塗り絵にはまっていて、一心不乱に描き続けているようです。
昨日も様子を伺いに行くと、大勢が集まる食堂で、一人一生懸命に色鉛筆を走らせていました。

もの作りや絵を描くことが好きだった父親のDNAを間違いなく自分が引き継いでいることを実感するのですが、少し話したあと、「じゃあ行くから」と言うと、「バイバイ」と言って、また塗り絵に。
それ以上の言葉はなく「バイバイ」

無表情ではあるのですが、その短い言葉の中にいろいろな意味や心情を想像してしまうのです。
人は多くを語るほど、真意が伝わると思うのが普通だと思います。

でも逆に、多くを語らない方が、多くを伝えることができる場合もあるんじゃないかな?

そんなことを感じた、ひと時でした。


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posted by JUNICHI ICHIMURA at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記