長持ちする花
あまり興味がないので、一年くらい前まで知らなかったのです。
プリザーブドフラワーって作られた花。
「新鮮な生花を脱水作用がある脱色液に漬ける」 → 「花を取り出す 」→ 「潤滑液入り着色液に漬ける」 → 「花を取り出す」 → 「乾燥」
こんな過程で作られるようですね。
環境が良いと10年も持つようです。
でも最近、病院を訪れる機会が多いせいでこんな事を考えてしまうのですが、「延命治療」とプリザーブドフラワー。
何だか無理矢理生かされているように思えてしまう。
キレイなものを長く見ていられるのはとてもありがたいことですよね。
しかも、手間がかからない。
でも、手間がかからないってことは何もしなくていいのです。
何もしなくて良いってことは、最初のうちは存在感があっても、そのうち忘れ去られてしまう。
手間をかけて、人とのかかわり合いがあるからこそ、忘れられずにいる。
健康な人間にとっても「仕事」ってのは金を稼ぐ為だけのもんじゃなくて、人として生きる為の水であり、肥やしなんだと思う。
良い意味でも、悪い意味でも、人にかまって貰えなくなるってのは寂しい。
