2014年12月29日

「年末に想うこと」








一年が終わります。





と言っても、年々その特別感は薄くなっていきます。
今日もまたいつもの一日が始まり、終わる予定です。

先日、ある音楽番組の総集編的なもので、吉田拓郎さんのライブの一部を見ました。

中学生の頃はよく聞いていたのですが、その後、洋楽に興味が移ったものですから、聞くことは徐々に無くなっていきました。
でも、改めてその歌詞を見ると心に響きますね。
当時の多感な若者に人気があった事にもうなずけます。
あと数年で60の数字を迎える自分が今聞いても勇気付けられるんですから。



<人生を語らず/吉田拓郎>

おそすぎる事はない 早すぎる冬よりも

始発電車は行け 風を切ってすすめ

目の前のコップの水を ひと息に飲み干せば

傷もいえるし それからでも おそくない

超えて行けそこを

超えて行けそれを

今はまだ人生を 人生を語らず

            ※ 歌詞の一部より


表現することに興味を持って、その道を選んだ。
そんな人達にはもちろん、例えば、やがて定年を迎えるサラリーマンにとっても、目の前が明るくなることでしょう。

自分は何をしたいのか?
その為には今、何をすべきなのか?

来年は覚悟の年になりそうです。

今年も一年、このブログを訪れて頂いた皆さん、ありがとうございました。
また来年も続けてまいりますので、お時間がありましたら、お付合い下さい。

それでは、良いお年を。

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2014年12月22日

「偶然の出会いで」






久しぶりに触発されて・・。





絵を描く場合、テーマがないと描きづらいものです。
滅多にない事ですが、突然出会ったものに触発されて、創作意欲が湧くって場合があります。

それがこの2日間で、2つの出会いがあって、描いてみたいと言う衝動に駆られています。

ひとつは、先日横浜でのあるデザイン会社のパーティーでの出会い。
若い二胡(ニコ)奏者の演奏とその人物をみて、彼をテーマに描いてみたいと思った。

もう一つは、次の日、新宿で偶然入った、あるBar。
そこのバーテンダーと話すうちに、本業はミュージシャンで、ベーシスト。
メジャーデビューして一年だと言う事が分かった。

金沢に帰って、そのバンドのオフィシャルページを見て、感動。
とっても良いバンドだと思った。

この世界観も描いてみたい。

音楽って、直接身体に入って来るから影響を受けやすいのかも知れないですね。
それに直接その人となりに触れると、応援したくなります。

もうすでに頭の中にはイメージがあるのですが、どうなることか。
自分でも楽しみ。

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2014年12月15日

「投票率」







演出も必要。






自分だけが先に見た映画とか、小説の内容をペラペラ喋りたがる人っていますよね。
知ったことを人に話さないといられない人。

先が分からないから面白い。

人生も、どうなるか分からないから希望を持って生きられる。
「あなたは今、努力しても先はこうなります」
なんて言われた日にゃ、生きることも嫌になる。

昨日の選挙の投票率は戦後最低の52%程度だったらしいですね。

これね。毎回思うんですけど、マスコミさん考えてもらえませんかね。

選挙日の一週間も前から、「Aの党が優勢で、過半数を閉めるもようです」
なんて言われて、選挙に行く気になれますか?

例えば、A党に入れようと思っていた人がいたとして、この報道を聞くと「そうか、じゃあ自分が投票しなくても大丈夫だからいいか」って思うだろうし、その反対勢力に入れようとしてた人は「行っても無駄だからやめよう」と感じるでしょう。

選挙が公示されてからは、各政党の批判や好評はやってはいけないことになってます。
ならば、この選挙予想も禁止にすればいかがでしょう?
大体これを誰の為に予想するのかが分からない。

若い人の投票率を上げることが大事みたいに言ってますが、それを考えると、選挙にエンタテイメント性を持たせるのも一つの方法だと思います。
そう考えると、増々結果を先に教えてしまうってのは面白みを無くしてしまっていることに繋がるんじゃないですかね。

自分達がテレビ番組を作る時に、さんざん引っ張って、引っ張って結果を見せるって演出をやってるじゃないですか。

一つのドラマを制作するつもりで考えれば、いかに矛盾したことをやってるかが分かると思う。

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2014年12月08日

「転び上手に」








雪です。








金沢は、先週末から降り出して、今年の初雪が大雪となってしまいました。
今朝は、その雪も随分融けて、時より青空も見えます。

子供の頃は白いものが降り出すと、スキーや雪遊びができると、大喜びしたものですが、最近ではこれが無いとどれだけ楽かと思ってしまうのです。

その昔、雪国の子供達は、自然とスキーが巧くなっていったものです。
あちこちに雪遊びができる環境がありましたからね。
近くの山でスキーをしたり、学校の運動場でスキーの講習があった時でも、その帰り道をスキーを履いたまま家路についたものです。

現在では、車道は除雪車が雪をどけて行きますし、融雪装置が道の雪を融かします。
整備された公園では竹スキーをやる場所もありません。

子供達がまだ幼かった頃、スキー場まで行って、教えたことがあります。
どうやったらスキーが巧くなるか?
そのコツを「何回も転ぶことだ」と教えました。

転ぶことが巧くなると、転ぶことが怖くなくなる。
そうすると、難しいことにチャレンジする勇気が湧いて来る。

急斜面を苦労しながら滑って来ると、緩斜面は屁でもなくなる。

転ぶことは若さの特権なんですね。

流石に歳をとって、転ぶと大けがをすることもありますからね。

でも、自分がやってる「絵を描く」ってこと。
これは転ぶことを前提でやってる様なもんだと思う。
いや、仕事で描くイラストで転んじゃまずいし、大けがしますけどね。

作品作りは転ぶことを楽しんでいないと、できないのかも知れません。
長年やってると、見る目線だけは高くなって行きますからね。

この仕事を選んだ人生も、転ぶことを怖がってたら楽しめない。

頑張れ!

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2014年12月01日

「魂をこめて」







要領とかコツじゃない。






今朝、テレビの中で聞いた話。
時事通信の記者がウイリアム王子の記事を載せる際に使う写真を、間違ってロウ人形のそれを使ってしまった。
って言う話をしてました。

番組の中では、幾つか写真を並べて、どれがロウ人形の写真だかわかりますか?
なんて事もやってましたが、一目で分かりました。

人間思い込むと、疑わしいものでもそう思ってしまう場合が多々ありますから、その記者を責めることはできません。
でも、生きているものと、そうでないものは伝わって来るものが違いますよね。

人間も亡くなってしまうと、人だったのが物に見えてしまうから不思議です。
そこには魂が宿っているかどうかなんでしょうね。

100円ショップで売られている物と、作家さんが創った物とでは、心へ響くものが違います。
職人が作ったものと、日曜大工でお父さんが作った物も違います。
この技術の差ってのは、一つの作業に魂を込めた回数が違うからって言う解釈もできます。

もちろん、ロウ人形の職人さんも魂をこめて制作してるとは思いますよ。
でも、物は作れても、人間は作れない。

魂をこめて、物を作る。
それを続けた分だけ、人の心に響く「ものづくり」に近づけるのかも知れないな〜。

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