要領とかコツじゃない。
今朝、テレビの中で聞いた話。
時事通信の記者がウイリアム王子の記事を載せる際に使う写真を、間違ってロウ人形のそれを使ってしまった。
って言う話をしてました。
番組の中では、幾つか写真を並べて、どれがロウ人形の写真だかわかりますか?
なんて事もやってましたが、一目で分かりました。
人間思い込むと、疑わしいものでもそう思ってしまう場合が多々ありますから、その記者を責めることはできません。
でも、生きているものと、そうでないものは伝わって来るものが違いますよね。
人間も亡くなってしまうと、人だったのが物に見えてしまうから不思議です。
そこには魂が宿っているかどうかなんでしょうね。
100円ショップで売られている物と、作家さんが創った物とでは、心へ響くものが違います。
職人が作ったものと、日曜大工でお父さんが作った物も違います。
この技術の差ってのは、一つの作業に魂を込めた回数が違うからって言う解釈もできます。
もちろん、ロウ人形の職人さんも魂をこめて制作してるとは思いますよ。
でも、物は作れても、人間は作れない。
魂をこめて、物を作る。
それを続けた分だけ、人の心に響く「ものづくり」に近づけるのかも知れないな〜。

