2014年12月08日

「転び上手に」








雪です。








金沢は、先週末から降り出して、今年の初雪が大雪となってしまいました。
今朝は、その雪も随分融けて、時より青空も見えます。

子供の頃は白いものが降り出すと、スキーや雪遊びができると、大喜びしたものですが、最近ではこれが無いとどれだけ楽かと思ってしまうのです。

その昔、雪国の子供達は、自然とスキーが巧くなっていったものです。
あちこちに雪遊びができる環境がありましたからね。
近くの山でスキーをしたり、学校の運動場でスキーの講習があった時でも、その帰り道をスキーを履いたまま家路についたものです。

現在では、車道は除雪車が雪をどけて行きますし、融雪装置が道の雪を融かします。
整備された公園では竹スキーをやる場所もありません。

子供達がまだ幼かった頃、スキー場まで行って、教えたことがあります。
どうやったらスキーが巧くなるか?
そのコツを「何回も転ぶことだ」と教えました。

転ぶことが巧くなると、転ぶことが怖くなくなる。
そうすると、難しいことにチャレンジする勇気が湧いて来る。

急斜面を苦労しながら滑って来ると、緩斜面は屁でもなくなる。

転ぶことは若さの特権なんですね。

流石に歳をとって、転ぶと大けがをすることもありますからね。

でも、自分がやってる「絵を描く」ってこと。
これは転ぶことを前提でやってる様なもんだと思う。
いや、仕事で描くイラストで転んじゃまずいし、大けがしますけどね。

作品作りは転ぶことを楽しんでいないと、できないのかも知れません。
長年やってると、見る目線だけは高くなって行きますからね。

この仕事を選んだ人生も、転ぶことを怖がってたら楽しめない。

頑張れ!

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posted by JUNICHI ICHIMURA at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記