自分の足下に実を落とせるか?
毎年ある書道家の方から送られて来る、作品集を兼ねたカレンダーがあります。
毎月の言葉としていろいろな賢人が発した言葉を書にしてあるのですが、ふとした時にそれが目に入ります。
今月の言葉は「木の實(み)は木のそばに落ちる」でした。
タイのことわざらしいです。
その解釈は人それぞれだと思いますが、自分はこのように解釈しています。
長年追い続けた事(物)の側にしか実は落ちない。
一生かけて初めて、一つの事(物)が達成される。
そんなことではないでしょうか。
どれだけの人が自分の側に「実」を落とすことができるんだろうか?
などと思うのですが、今の社会じゃぁ、一生かけてやりたい事を見つける事の方が難しい気がするのです。
自分の側に実が落ちる努力をして来たんだろうか?
そんな反省ばかりが頭を過ります。
まあ一生続けたいと思う事が見つかり、続けていれるだけでも幸せなんでしょうね。

