どんなデザインが出てくるか楽しみ。
先日たまたま見たテレビで、ペットボトルの形やデザインについてのなぜ?を解説していました。
例えば、お茶のペットボトルには、どうして溝が入っているのか?とか、炭酸のペットボトルはなぜ丸くて、底には放射状の模様があるのか?
といったことなんですけどね。
お茶の場合は熱いお茶を普通の形状の物に注ぐと変形してしまいます。
炭酸の場合は角があるものに入れると爆発してしまいます。
底の放射状の溝もその力を逃がすものらしいです。
これらの形ある商品や道具をデザインする工業デザインは、ID(インダストリアル-デザイン)って言われてます。
こうやって説明されると、一般の人にもデザインの意義が解ると思うんですが、その一方で、グラフィックデザインってのは軽く考えられてしまう傾向があると思うんです。
イラストレーションも含めて。
絵が描ければできるように考えられたり、個人的な好みで色や形や写真や書体を選んでいると思われたりしてるんじゃないでしょうか?
でもね、そんなに単純じゃなくて、これもIDと同じ様に、これらを選ぶ全てに理由があります。
つまり、視覚を利用して人の心に訴える為の道具を作るのがグラフィックデザインなんです。
そこで思ったのが、オリンピックのエンブレム。
一般にも広く公募しましたが、とても素人には無理な仕事に感じます。
もちろん、大会を盛り上げるためのイベントと考えるには良いと思うんですけどね。
審査に上がるものは極端に絞られるでしょうね。
アイデアを考えることは素人でもできます。
でも、頭に浮かんだものを実際使える道具にすることは、プロにしかできません。
あることを説明することは誰にでもできますが、意図したことを人に感じさせること。
これもプロでなければできません。
ちなみに自分は応募しませんでした。
時期的に忙しかったってのもあるけれど、悔しいですが、このブログに入れるカットを描くのとはわけが違いますから。
今日が締め切りですね。

posted by JUNICHI ICHIMURA at 12:30|
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日記