2015年12月28日

「ルーティーン」






今年もあと4日ですね。





と言っても、地球はいつもと同じように回って、いつもと同じ朝が来るわけで、新年と言う新しい区切りを付けるのは人間だけです。
忘年会ってのも、一度生活をリセットしたいって事の表れでしょうね。

24時間で朝が来て、四季があって、365日で一年が終わります。
これは今年流行語にもなった、ルーティーンです。

この自然のルーティーンの中で人間は生かされているのだと改めて感じます。

彼の(かの)ラグビー選手が、ルーティーン無しでは巧くボールをキックできないように、地球のルーティーンが狂ってしまうと、人の社会もおかしくなってしまいます。

自然と共に生きる。
そんな知恵ってのが、これからは大切な時代になって来るんじゃないだろうか?
日本人が最も得意な分野だと思うんですけどね。


皆さん今年も一年、ありがとうございました。
どうか来年が皆さんにとって良い年でありますように。

rutin.jpg
gob_cm02.jpg
posted by JUNICHI ICHIMURA at 12:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2015年12月21日

「X's mas」







「感謝の日」





もうすぐクリスマスですね。

ウチの場合は、家族全員が顔を揃える日を選んで食事をしたり、簡単なプレゼント交換をしたりします。
家族みんなで楽しむクリスマスです。

最近はそんな家庭が多いようですね。

殆どがキリスト教の信者ではないからこそ、本来の意味なんてどうでもよくて、都合良く欧米の真似をアレンジしてしまえるこの日本です。
バレンタインディやハロウィンもそうですよね。
それぞれが、「チョコレートの日」と「仮装の日」になってしまいました。

それこそ、バブルの頃のクリスマスは酷かった。
極端に言えば、恋人達が「Hをする日」になってた。

親のスネをかじってる、学生までもが高級ホテルを予約して、高級ブランドのジュエリーをプレゼントして。
女性の場合はその1/10程度の値段のお返しが多かったようですが。

で、その頃自分はどうだったかって言うと、すでに結婚してましたし、それ以前はお金がありませんからそんな体験は一切ありません。
それと自分の場合、世間がワイワイ騒いでいると逆に冷めてしまって、「何で?」と思ってしまうのです。

でも、このクリスマスってのは、なぜか不思議な空気が流れますね。
童話や伝説から影響を受けるのでしょうが、イブの夜は澄み切った空気が漂っているようにも感じます。

日本には、お正月に初詣の習慣があります。
大抵の方々はお参りをして、一年分のお願いを神様にするのだと思います。
「お願いをする日」はあっても「感謝する日」は無いんじゃないかな?

自分にとってのクリスマスは、この一年、家族が無事暮らすことができた事に「感謝する日」と言うことにしています。

x'smas.jpg
gob_cm02.jpg
posted by JUNICHI ICHIMURA at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年12月14日

「二つの方法」







「太陽と北風」






今月のカレンダーにある言葉は、これです。

今の季節はまさに、この二つが入り混じった季節だと思うのですが、自分にとってはイソップ童話の「北風と太陽」が、まず頭に浮かびます。
何か他の意味があるのかも知れませんけどね。

調べてみると、この物語には別のストーリーがあったようですね。
最初は旅人の帽子を脱がそうとしたらしいのです。
それで、太陽がサンサンと輝くと、旅人は増々帽子を離せなくなった。
次に北風が思い切り風を吹かせると、アッと言う間に帽子は飛んで行ってしまった。
上着を脱がせる前にはこんなストーリーがあったんですね。

「北風と太陽」
この物語を思うと、現在の世界情勢が重なって見えます。

そもそも、どうして北風と太陽は旅人のコートを脱がそうと思ったんだろうか?

・自分が相手よりも力がある事を誇示したかったから?
・自分の信念が正しい事を証明しようとしたから?
・自分の思い通りに旅人を動かしたかったから?

旅人にとって、帽子や上着は何だったんだろうか。

そんな事を考えた暖冬の朝。

futatu.jpg
gob_cm02.jpg
posted by JUNICHI ICHIMURA at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年12月07日

「訳ある形」







どんなデザインが出てくるか楽しみ。






先日たまたま見たテレビで、ペットボトルの形やデザインについてのなぜ?を解説していました。

例えば、お茶のペットボトルには、どうして溝が入っているのか?とか、炭酸のペットボトルはなぜ丸くて、底には放射状の模様があるのか?
といったことなんですけどね。

お茶の場合は熱いお茶を普通の形状の物に注ぐと変形してしまいます。
炭酸の場合は角があるものに入れると爆発してしまいます。
底の放射状の溝もその力を逃がすものらしいです。

これらの形ある商品や道具をデザインする工業デザインは、ID(インダストリアル-デザイン)って言われてます。

こうやって説明されると、一般の人にもデザインの意義が解ると思うんですが、その一方で、グラフィックデザインってのは軽く考えられてしまう傾向があると思うんです。
イラストレーションも含めて。

絵が描ければできるように考えられたり、個人的な好みで色や形や写真や書体を選んでいると思われたりしてるんじゃないでしょうか?

でもね、そんなに単純じゃなくて、これもIDと同じ様に、これらを選ぶ全てに理由があります。
つまり、視覚を利用して人の心に訴える為の道具を作るのがグラフィックデザインなんです。

そこで思ったのが、オリンピックのエンブレム。
一般にも広く公募しましたが、とても素人には無理な仕事に感じます。

もちろん、大会を盛り上げるためのイベントと考えるには良いと思うんですけどね。
審査に上がるものは極端に絞られるでしょうね。

アイデアを考えることは素人でもできます。
でも、頭に浮かんだものを実際使える道具にすることは、プロにしかできません。

あることを説明することは誰にでもできますが、意図したことを人に感じさせること。
これもプロでなければできません。

ちなみに自分は応募しませんでした。
時期的に忙しかったってのもあるけれど、悔しいですが、このブログに入れるカットを描くのとはわけが違いますから。

今日が締め切りですね。

katachi.jpg
gob_cm02.jpg
posted by JUNICHI ICHIMURA at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記