2016年08月01日

「過去からの声」








金額以上のことができれば・・。







社会人一年生の仕事は、某新聞社の下請け広告代理店での営業でした。

何処かで火事があればポケットベルが鳴り、「近火お見舞い御礼」や「出火お詫び」の広告。
誰かが亡くなったと聞けば、そのお宅まで伺って「死亡広告」

新聞の最下段に入れる、庶民にとってはバカ高く、しかも小ちゃなスペースの広告を取って来る。

しかしこれがメインではなく、新聞社が企画する協賛広告を取って来るのが会社としての主たる仕事でした。

当時でも最低一枠3万円の、企業名と住所と電話番号しか入れる事が出来ない名刺広告。
恐らく喜んで出してくれた人は少なかったであろうそんな仕事が嫌でした。

当然こちらから頭を下げて、お願いにお願いを重ねて、広告?を出して頂く。

でも、先輩の優秀な営業マンは、常連さんのところでとってもフレンドリーに接して、巧く広告を出してもらうんですね。

社会経験も何も無い、新入社員にそんな真似はできません。

どんな仕事でもそうなんでしょうけど、自分が良いと思わないものを、他人に勧めることはできません。
「果たして、この広告に本当に3万円の価値はあるんだろうか?」
そんな事を考えながら、いつも営業をやってた記憶があります。

そんなことで、この会社は一年でやめて、実際にデザインをやる事務所に入れてもらって、現在に至るんですけどね。

こちらから頭を下げて、嫌々出してもらうお金ではなく、相手が喜んでそのお金を支払いたくなるような仕事。

どうやったらそんな広告やデザインができるのか?

社会人一年生の教訓が、現在に至るまでの「仕事」としての大きなテーマです。



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posted by JUNICHI ICHIMURA at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記