人工の光には・・・。
先日、横浜の赤レンガ倉庫で開かれた、ある展覧会に出展したので見学に行ってきました。
季節柄、夜の街はイルミネーションやライトアップの光で溢れ、綺麗だった。
と、言いたいところなんですが、実は自分はイルミネーションで感動したことが無いんです。
月に一度、防犯委員のボランティアで夜の卯辰山を2台の車に分乗して、パトロールするのですがその際、頂上から夜景を眺めてもキレイだと感じたことがない。
人はそれぞれ美的価値観が違うから、こんな人間がいても不思議ではないのでしょうが、そこに感動が無いんです。
夜の風景で言えば、ライトアップの方がまだ美しいと思えるのかも知れません。
そこには影や奥行きを感じることが出来るから。
一方、イルミネーションの場合は平面的で、そこに遠近感や奥行きを感じることができない。
夜のキャンプ場で寝転んで星空を見たり、焚き火の炎を眺める方が感動できるのです。
キーワードは「揺らぎ」なんだと思います。
波の音やその形も同じように、二度と同じものには出会えない。
大げさかも知れませんが、自然の動物の人間の、それらの揺らぎの中での一体感を感じるのかも知れません。
共有していることへの感動...。なのかな?
金沢ブームの折、自宅の目の前にある天神橋もライトアップされました。
吉と出るか凶と出るか?


