自分は何様でもないのに。
朝の散歩では、主に風景写真を撮ります。
最近では熊の出没情報が多いので、山の方にはなかなか足が向かないのですが、家の目の前にある卯辰山からは、朝早くから散歩で降りてくるお年寄りも見かけます。
そんなに神経質になる必要もないのかも知れませんけどね。
山に行かないとなると、街に出掛けることになります。
自然の風景と街の風景。
その大きな違いは、そこに生活があるか、ないかだと思います。
風景写真には少し慣れてきたのですが、人物を撮るのは苦手です。
難しい。
プロの写真は、その人の生活や人生までも映し出しているようですが、まず、人にカメラを向けること自体が苦手です。
知っている人間にさえ照れがあるのに、何も知らない赤の他人になんかに向けれるはずがない。
下手をすれば、文句を言われるんじゃないかと不安にもなります。
プロのカメラマンの様にはいきません。
そう言えば、人物クロッキーを人混みの中でやりたいと常々思ってはいるのですが、これも人に絵を見られるのが嫌で、一歩が踏み出せない。
本質的に人嫌いなんでしょうかねぇ。
今更本質は変えられないのでしょうから、自分の個性として生きるしかないのでしょう。
それとも自意識過剰なんでしょうか?
人は、それほど他人に興味を持ってはくれない。


