2017年07月24日

「 気遣い 」





お願いするしかない状況。




社会人一年生は、広告代理店で協賛広告を取ってくる営業をしていました。

新聞の下半ページに、石垣のようにビッシリと並んだ、横位置の3cm×7cmほどの枠の中に社名と住所程度しか入らない、そんな名刺広告を取って来るのが仕事でした。
ただ頭を下げることしか出来ないこの仕事が嫌で、1年で辞めたんですけどね。

ほとんど誰も見ない物に、当時ひと枠3万円の広告料を頂く。
心苦しいから、頭を下げて、お付き合いをお願いするしかない。
デザインも何も全く関係ない仕事でした。

そう、お付き合いなんです。寄付と同じ。

もうそんな仕事とは縁がないと思っていたのですが、去年から年に一度、また同じ様な事をやる羽目に。

仕事ではないのですが、公民館の仕事で。
社会体育大会のプログラムの制作費を稼ぐ為に担当町会を回って協賛広告を頂かなくてはいけない。

これは協賛するお店も寄付だと割り切っているのですが、やっぱりあまり良い顔はしないし、心苦しいのです。

そんな自分もボランティアで動いているんですけどね。

払ったお金に見合った見返りがあるような広告になりる方法を考えた方が良いと思って、自分の頭の中にはあるのですが、これを実現するには時間と手間がかかる。
結局今度はこっちがタダ働きしないといけなくなる。
だからまだ現状のままなんですけどね。

この世の中、やっぱり人の気遣いで成り立っている部分が多いんですね。
しかし、税金を使っての忖度には、NO!と言いたいですが。


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posted by JUNICHI ICHIMURA at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記