生活の中に芸術を・・・。
先日、某テレビ番組に糸井重里氏が出演されていて、なぜ広告の仕事をやめたのか?
との質問に、「だってこんなつまらない仕事、魅力がないでしょう。」って応えてました。
その言葉に素直に納得しました。
その昔、コピーライターが活躍していた時代はすごく魅力的だったんです。
広告業界は。
また、他の出演者(他業種の社長)からの質問で、「良いキャッチコピーを作るのにはどうしたら良いのか?」って質問には、「もうキャッチコピーを作る時代ではないんです」「物事を素直に説明すれば良い時代」とも言ってました。
インターネットやメールやSNS。
そんな媒体が主になってしまった今、想像させる意味は全くなくなってしまった。
誰もが簡単に知りたい情報を好きなだけ手に入れることができる時代。
ユーザーの想像を膨らませて購買意欲を高めたり、企業イメージを良くしたり、そんな物は必要なくなってしまったんですね。
広告に於けるコピーが必要なくなったって事は、広告におけるイラストレーションも必要なくなったってことです。
説明する意味でのイラストはまだ必要なのでしょうけどね。
そんな時代に文句を言うつもりはないのですが、想像力を働かせる機会が減って来たってことは、人間のその能力も低下するってことなんじゃないだろうか?
今の所、AIにできないことは、夢を見たり、想像すること。
人間だけが許された能力のように思うのですが、そのうちAIもそんな能力を持つようになったら人間である意味ってどうなるんでしょう?
最近の悲惨な事件や事故の中にも「想像力の欠如」から起きているものが少なくないように思うのですが・・・。
そんなことを考えていると、増々芸術に親しんだり、学んだりすることの重要性を感じるのです。

posted by JUNICHI ICHIMURA at 11:19|
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日記