2018年10月15日

「 木梨憲武 展 」







描く事は、遊ぶこと。






先週末は「木梨憲武 展」へ出掛けました。

この展覧会の最終日になってしまったのですが、やっと見ることができた。
とっても良かった。
何よりもこの方は、ものづくりを楽しんでおられる。

これが基本ですね。

どんな絵を描けば評価されるか?とか、何を描けば売れるか?とか、そんなことを考えてはいないのです。
もともと絵を描くって事は遊びから始まっているわけですから、何も考える必要はないのです。
子供の様にものづくりを楽しめばいい。

でも悲しいかな、イラストレーターっていう絵を描くことを仕事にしてしまうと、必ず正解と不正解はあるわけで、楽しんでばかりはいられないのです。
しかもこちらがベストだと思った作品が、クライアントの一声で否定されてしまう場合もあって、何かとストレスも溜まる。

だから長年この仕事をやっている人種は、自由に自分の世界を描けるアートの世界へ方向転換する方々が多い。

しかし需要と供給の問題があるから、好きに描くとお金は稼げない。
ジレンマなのです。

芸能人で絵を趣味にする方々は多いのですが、大抵は趣味程度。
ネームバリューがあるから、ちょっと上手なだけで売れたりするのですが、この方は違いますね。
時間もお金も惜しみなく製作活動に使っていると思うし、色彩感覚といい独特の目線といい、才能が溢れていると思うのです。

作品を見た人が幸せな気持ちになれる。
笑顔を誘う。

コメディアンと言う、人に笑顔を与える職業が、ものづくりにも反映されているのだと思います。

色々学ぶ点が多いと共に、純粋な気持ちにさせてくれる展覧会でした。


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posted by JUNICHI ICHIMURA at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記