2018年12月31日

「今年もありがとうございました。」







一年が短い





若い頃と違って、年々お正月の特別感が無くなっていきます。

特に来年の1月は、ニューヨークでのグループ展が待っているので、心は不安定です。

作品は全て完成したので一段落ですが、次はこれらを送る準備と手配をしなくてはいけません。
ダンボールを加工して極力ぴったりサイズの梱包をしないと、輸送料にも反映しますから。

それよりも、何よりも、現地での生活や移動が一番不安なのです。
ただでさえ知らない人間とは話をしたくない性格です。
それが言葉が通じない人しかいないと思うと、余計に憂鬱なのです。

しかしまあ、同じ人間ですから何とかなると思うしかないのです。
宿泊代も節約したんで、毎日ギャラリーまで地下鉄で30分間かけて移動です。

まさかこの歳になって、こんな経験をすることになるとは全く考えていませんでした。
カミさんと二人で年に一、二度、ゆっくり国内旅行でもできればと思っていたのですから。

しかし、自分よりも随分歳上の百鬼丸さんが常にチャレンジしている姿を見ていると、この歳でそれを辞めてはいけないと思うのです。
クリエイターを目指して、この世界に入って、これを突き詰めるのは一生の仕事と改めて思い知らされました。
というか、創作活動が何よりも好きだし、人から評価されなくても、自分にはこれしかないのだという事も忘れかけていました。
そんな意味では、良い機会を与えてもらえたと思ってます。

来年はどんな年になるのか?
楽しみが増したことは、確かです。

今年も一年、お付き合い頂きありがとうございました。

毎日の独り言ですが、またよろしければ、来年もご訪問いただければ嬉しいです。
それでは皆様良いお年を。


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*グループ展への作品その1

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2018年12月28日

「 朝の散歩 30_1228 」






一年の足跡を 振り返る

何ができて 何ができなかったのか

歳と共に 出来ることは減って行く

出来ることが 減る分

集中するものに 向き合える





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ー金沢 金沢城公園(AM.7:13)ー
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2018年12月26日

「 朝の散歩 30_1226 」








動き出しさえすれば 

歩みを止めることを 考えない

それは無意識に リズミカルな波長となり

頭の中を 散歩しはじめる

疲れても 

歩み続けなければ

アビタシオンへは 帰れない







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ー金沢 広坂2丁目/いしかわ四高記念公園(AM.7:25)ー
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2018年12月25日

「 朝の散歩 30_1225 」







誰の心の中にも 竜はいる

上を目指そうと 思う

勇気を持とうと 思う

世間を騒がせたいと 思う

ただ 竜を呼び出す 呪文も

人の心の中に ある




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ー金沢 石川県立歴史博物館(AM.7:38)ー
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2018年12月24日

「 プレゼント 」






心と心の交換






娘が大学生になった頃からでしょうか?
クリスマスイヴには、ちっちゃなプレゼントの交換を家族でしています。

子供達もそれぞれ社会人になって、そのイヴの日にはなかなか揃わなくなってしまったこともあるのですが、今年は3人で昨日家族パーティをしました。

なんて事もない、安価なプレゼント達ですが、お互いのことを想って交換するプレゼントは、とても温かみがあります。
その人の想いが嬉しく感じるものです。

プレゼンは送られた人はもちろん嬉しいと思うのですが、贈った方もその人の笑顔がそのお返しのように思える。
だから人に何かをしてあげたいと思うのかも知れません。

心と心の交換。

寒い冬の日のクリスマスは、尚更温かさが増して感じます。



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2018年12月21日

「 朝の散歩 30_1221 」







肩書きもなく

飾る服もなく

本当の 自分を映す

その影は 美しいか

いや 影を 残せるか




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ー金沢 浅野川/田井町(AM.7:29)ー

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2018年12月19日

「 朝の散歩 30_1219 」






若い頃 雲の上を目指す 階段を探した

歳を重ねるごとに視線は 下を向き

己を知り 自分の足元を見つめる

今 雲の上を見ようとするのではなく

視線を少し上げるだけで 心は上向く





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ー金沢 里見町(AM.7:38)ー

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2018年12月18日

「 朝の散歩 30_1218 」







白は 何色にも 染まる

白は 中を想像させる

白は 他の何より

心を 刺激する 




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ー金沢 21世紀美術館(AM.7:30)ー
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2018年12月17日

「 グループ展 」







緊張の一ヶ月です。






過去に個展やグループ展を何回かやって来ました。

今、制作している作品も、来年開かれるグループ展用のものです。
少し大きめな画面に描こうとすると、ついつい身構えてしまっていつものように気軽に描けないのですが、ようやく目処が付いて来ました。
それと言うのも、いつも以上に力が入ってしまうからなんですけどね。

来年1月24日から2月の3日までニューヨークのブルックリンでグループ展をやります。
切り絵作家の「百鬼丸さん」からお誘いを頂いて、参加することにしました。

当初は、作品だけを送って国内で見守ろうとも考えていたのですが、そうなると百鬼丸さんが、搬入も搬出も全てやる事になってしまうので、申し訳ないと思い、せめて搬出のお手伝いだけでもと、渡米する事にしました。
参加者は10人なので、他にも手伝ってくれる方々はいるとは思うのですが、こんな事でもないと、もう一生ニューヨークには行くことはないだろうと言う思いもあります。

それからは、渡航や作品の輸送のことや、もちろん作品制作のことやらで頭がいっぱい。
朝、目が覚めると「あれもしなければ、これもしなければ・・・。」と憂鬱な日々を過ごして来ました。

それに加えて仕事もしなければいけないので、頭が禿げる思いです。

ニューヨークは約30年ほど前に一度だけ男6人で行ったことがあるのですが、ほとんど人任せ。
それ以来海外へ行くこともなかったので、パスポートを取るのもそれ以来。
それに加えて、近年ではESTA(米国用のビザ)を自分で申請しなければいけない。

英語もろくに出来ない自分が、アメリカへ一人旅です。

でも、海外の方達が、自分の作品をどう評価してくれるのか?
そんなことに興味が湧いて来ます。

いろいろ不安な要素を考えるとキリがないので、ここはもう覚悟です。
現地のことをトコトン調べた後はプラスのイメージだけを持って、いざ出陣です。

まだ一ヶ月以上あるのですが、今月いっぱいに作品をもう一点完成させなくてはいけないので、少々焦りながら毎日をおくっています。


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2018年12月14日

「 朝の散歩 30_1214 」







淡墨色の世界の 住民は

虹色の橋を 渡る夢を見た

色を奪われた 住民は

恐る恐る 黒の橋を渡り その世界を抜け出し

色のカケラを 拾い集める

一粒の色のカケラを まるで宝石のように

愛おしく 眺め ポケットに入れる

顔を上げると 遥か彼方に

虹色の橋が 見えた





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ー金沢 兼六園下(AM.7:42)ー
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2018年12月12日

「 朝の散歩 30_1212 」







道あかりは 「励まし」「安堵」 

歳を重ねるごと 道あかりは 一つ二つと 消えてゆく

あかりに頼らず 

自分自身で 歩かなければならなくなる

いくつになっても 暗闇を見通す目は持てず

細い路地を 迷い歩く





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ー金沢 東山1丁目/茶屋街(AM.7:08)ー

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2018年12月11日

「 朝の散歩 30_1211 」







頂上からの 景色を見たい

世界一の 風景はいらない

日本一の 風景もいらない

そんな山は 目指さない

目の前の 小さな頂の 風景が見たい

無駄な荷物が 邪魔をする

見栄や プライドや 慢心

そんな物を 背負っているから 登れない

好奇心のロープを 手繰り寄せ

遊び心の ペグを打って

しっかり 登りきれ







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ー金沢 卯辰山/見晴らし台(AM.7:17)ー



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2018年12月10日

「 苦手な干支 」





美しいと思えない物は、描き辛い。




皆さん、年賀状はもう用意しましたか?

今年は何かとプライベートでも忙しく、まだその為の絵を描く事もできないのです。
毎年オリジナルで、それ用のイラストを描くのですが、仕事柄自分らしさを意識します。

まだ若かった頃は、160枚ほどを全て手描きで描いた事もあります。
それも干支が一回りする12年間。
その当時から、その道のプロでなくても簡単にオリジナルでプリントして私製の年賀状を作れる様になって来たんで、プロとしては、逆に手描きで差を付けたいと思ったからなんですね。

よく12年間も続いたと思うのですが、さすがにもうこれはやりたくないですね。

毎年描いている干支ですが、苦手な干支がいくつかあります。
「ヘビ」「トラ」「イノシシ」
来年はその「イノシシ」なんですね。

「ヘビ」の場合はまず印象が良くないし、線一本になってしまうから表現し辛い。
「トラ」の場合は、確固たる縦じまのイメージがあるから、オリジナル性を出しにくい。
「イノシシ」の場合は美しくない。

今年も何かと忙しい中、ますます手が遅くなりそうなのです。

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2018年12月07日

「 朝の散歩 30_1207 」






しがみ付く

雨が降ろうが 嵐になろうが

とにかく しがみ付く

束の間の 陽の光を 力にして

意地でも しがみ付く

信念という 根っこが

その場に 留めてくれる





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ー金沢 東山1丁目(AM.7:16)ー
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2018年12月05日

「 朝の散歩 30_1205 」







得体の知れないモノ

見たことのないモノ

想像が膨らむ 

創作の 力になる

あまり多くを 知らないことが

創作の 材料




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ー金沢 尾張町/久保市乙剣宮(AM.7:41)ー
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2018年12月04日

「 朝の散歩 30_1204 」






朝日は 登り切る手前が 美しい

上がりきってしまえば

当たり前の 日常が始まる

人も

努力している姿が 美しい

登り切ってしまえば 

当たり前の 日常が始まる





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ー金沢 兼六園(AM.7:34)ー
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2018年12月03日

「 パワハラ 」






力を持つと勘違いする





今年は、スポーツ関係のパワハラの話題が多く取り上げられました。
自分も中学生の3年間と、高校の1年まではバスケットをやってたのでそんな光景はよく見ることがありました。

幸いなことに、自分が直接指導を受けた監督やコーチにはそのような人はいなかったのですが、中学生の頃に定期的に練習試合をする某女子高校チームの監督は凄かった。
バケツの水を頭からかけるは、ビンタは当たり前。ひどい時は後頭部を力任せに叩いていた。
大人の男が女の子にですよ。

当時はそんな光景を見ても、子供心に指導だから仕方がないと思ってしまっていた。
そんな暴力を受けた選手達も、叱られる自分達が悪いと思っていたのだと思います。

何故スポーツの世界に入ると、パワハラや暴力が肯定されるような勘違いが起きるのか?
彼らは、チームを強くする為、選手の為だと言い訳をします。
それは圧倒的な上下関係と、権力がそうさせるのだと思います。

しかしプロスポーツの世界では、そんな暴力に発展するパワハラの話は聞いたことがありません。
監督自身もプロとして雇われているので、何か不備があると解雇されるからなんですね。

アマチュアの世界では、崩しようのない上下関係が成立していて、選手達は従うしかないと言う諦めが、上に立つ人間を更に助長させるのだと思います。

今の政治の世界も、圧倒的な数の論理で支持率も下がらず、絶対的な権力を持ってしまっている。
様々な法案がまともに審議する事なく理不尽に国会を通過してしまっているように感じます。

国民に対するパワハラのようにも感じるのです。


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