2019年06月10日

「 精一杯 」





自分の子供達だけではないと思うのですが・・・。





自分達か若かった頃の話。
仕事帰りに真っ直ぐ帰宅する事はほとんど無かった。

仕事場が歩いて通える距離だったって事もあるんですけどね。
必ずと言っていいほど、行きつけの店に寄って帰ったものです。
自分としてはそれを反省しているので、決して勧めている訳ではありません。

時代はバブル期、昼は喫茶店、夜はスナックのその店は、カウンターが8席のみの小さな店でした。ボトルをキープしていて、それを飲む分にはお金を払う必要はない。最初のボトル代5,000円さえ払えば、その後はいつ行こうが余分にお金を払う必要はないんです。
ツマミも一律400円だから、何か欲しければそれを頼んだ分だけ払えばいい。
マスターも楽しい人で、顔なじみの客達でテニスをやったり、キャンプをやったり、ディスコへ行ったり。
まるでサークルのようでした。

今から思えば、その時代のお金と時間を絵を描くことに使っていたらと思うのですが、頭の中身が幼かったんでしょうね。何をどう努力すれば良いのかさえ分からなかったんだと思います。

バブルの時代ってのは、遊んでいても何とかなると思わせた時代。
何も考えなくても生きていけると思っていた時代。

現代を生きる若者達は大変です。
夢を持つことも難しいし、一般庶民は生きて行くのが精一杯の時代。

政治家は老後に夫婦で2,000万円必要だと平気で言います。ちょっと前には100年安心の年金制度などと言っていたのに。

自分の子供達を見ていて思うのです。
皆んな真面目だと。

いや、親バカとかではなく、今の時代がそうせざるを得なくさせているのです。


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posted by JUNICHI ICHIMURA at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記