蚊と同じ・・・。
この季節、蚊に刺されるのは当たり前で、自分も何箇所も刺されたのですが、昨日は今年初、自分の足で血を吸っている蚊に気付いてやっつけました。
手で叩くと、今まで吸っていた自分の血がその跡を残します。
蚊は自分の命が失われるかも知れないことを覚悟して、子孫を残そうとする。
そう言えば、下等動物ほど自らの命を引き合いにしないと餌にありつけなかったり、子孫を残せなかったりする様に思います。
知恵を持った生き物は、危険を冒さずに餌を手に入れることを学ぶ。
ある本によると、人間の子孫は他の動物よりも弱かったからこそ争うことをやめ、進化し生き延びることができたと言います。
クマは雪道で人間に追われると、付けた自らの足跡の上を同じ様に辿ってバックし、木の陰に隠れ、さも道の途中で消えてしまったかの様な演出をするそうです。
そんな様々な生き物の中で一番利口なはずの人間は、他の動物にはない能力である言葉を持つことができました。
知恵も能力も最もあるはずの人間は、自らの命を危険にさらさなくても子孫を残し、生きることもできるはずなのです。
なのに人はその言葉で争い、憎しみを増幅させ、争いのタネを作ってしまう。
国同士で争うことをやめない。
地球上で一番の能力を持ったはずの人間なのに、自らの命を危険にさらすタネを作り、下等動物と同じことをやろうとしています。
争い事をしている国の長達は、自分の身体に停まった蚊を見て、コイツらと同じレベルだと気付いてくれないものでしょうか?



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