2019年10月30日

「 朝の散歩 2019_1030 」







振り返ると 陽の光は あった

夜来の雨で 濡れた街を 

ただ黙々と 足元を見て歩いていては 気付かない

空を仰げば

美しく 長しえの天空が そこにある 





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ー金沢市 東山三丁目(AM.7:10)ー



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2019年10月29日

「 朝の散歩 2019_1029 」







眠気まなこの街に 佇む

街の あくびが聞こえて来そうだ

だが その街に 音はなく 人影もない

次第に 何かに気付く

四角い窓の視線が 自分という点に 注がれていることに

「君は 何処へ行くんだ」

街は そう語り掛けてくる





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ー金沢市 せせらぎ通り(AM.7:26)ー
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2019年10月28日

「 後押し 」







例え絵が売れなくても。






イラストやデザインには、幾つかの正解があると思います。
クライアントの為に、その商品やイベントの為に、目的を持って作るからです。

でも、アートには正解がありません。表現者それぞれの想いを形にしているだけだから。

ただ、制作する本人は、常に迷いながらその道を探します。この道を行って正解なんだろうか?もっと新しい道はないんだろうか?
しかし、どの道を行くかは自身が決めるしかないのです。
誰も助けてはくれない。誰も後押しをしてくれないのです。
それは楽しみの中にも不安や恐怖が付きまとう作業です。

表現者は孤独です。

今年の2月にニューヨークのブルックリンでグループ展をやりましたが、今そのギャラリーのコンペに出展する為の絵を描き始めました。
上位2名に入れば、無料でそのギャラリーで個展ができるのですが、まあ最初からその望みを叶えるのは厳しいかな?しかし、気を引き締めて制作できるのです。

アートは、全くの0(ゼロ)から作り始めなくてはならないので、まずテーマを考えます。
ある意味筆を持って描く事よりもこちらの方が難しいかも知れません。でもこれは毎週続けて書いているこのブログが役に立ちます。
なんでもない平凡な生活からいつもテーマを探す習慣がついています。

そう、ある意味このブログが唯一の後押しになっているのかも知れません。
そして毎日このブログを見て下さる方々がいることも力になる。

SNSの中でも、Facebookやinstagramは見ようと思わなくても開けば様々な人の情報が入って来ます。
でも、ブログってのは、読者が見ようと思ってアクセスしないと見れないのです。

アート作品ってのは、世間に評価されなければ、ただのガラクタ。
自分の家には多くのガラクタが転がっています。

何でこんなガラクタばかり作りたいのか?
それは自分が自分である為なのだと思います。

以前にも書きましたが、横尾忠則さんの言葉。

「アーティストは、例え一生涯で一枚も絵が売れなくても、作品を作り続ける限り、アーティストだ」

そんな言葉に励まされながら、自分で自分を励ます日々。



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2019年10月25日

「 朝の散歩 2019_1025 」






毎日 毎日

何百という人が 私の前を通り過ぎる

初めて見る 日本の風景に 感動しながら行く 外国の人

会話に夢中で 楽しそうな 男女

眠そうな 団体旅行の集団

大声で 笑いながら歩く おばちゃん達

私の存在に 振り返る人はほとんどいない

私は 踊ることも 歌うことも できない

毎日 ただ この場所で佇むだけ

精一杯の 笑顔を 振りまいて

そんな私に 気づいてくれて ありがとう






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ー金沢市 東山茶屋街(AM.7:04)ー
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2019年10月23日

「 朝の散歩 2019_1023 」







春に満開の花を咲かせた 桜は 

秋に 何を思う

夏を謳歌した ヤマユリは

今 何を思う

冬の時代が 続くのか

次節への 期待は 大きいか






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ー金沢市 金沢城公園(AM.7:32)ー



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2019年10月22日

「 朝の散歩 2019_1022 」








崇拝でも 信仰でもない

象徴としての 形がある

でも 人々は 癒され 頼り 支えを求める

時代は変わっても

変わらないものが ある

それぞれの 心の中にある

神のように






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ー金沢市 金沢神社(AM.7:21)ー
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2019年10月21日

「 自分を知る 」





親を見れば、自分が判る




自分の父親は、公務員でした。
戦後満州から引き揚げて来て、最終的にこの金沢の地を選んで職に就いた訳です。

この年代の方々は仕事人間が多いのだと思います。
特別趣味を持たない。仕事以外に興味を持たない。休みの日は何をしたら良いのか分からない。

自分の父もそんな感じの人でした。
若かった自分はそんな父の姿を見て、「なんと面白みのない人だろう。仕事以外の時間をもっと自分の為に使えばいいのに」と思ったものです。

そんな自分も現在当時の父親以上の年齢になって我が身を見ると、同じような事をやっていると感じるのです。
父は若い頃は野球をやったり、テニスをやったり登山をしたり、そんな趣味を持っていたそうなのですが、自分も若い頃はテニスをやったりキャンプをしたり、バンドでベースを弾いたりしたものです。
でも、今はどうかと言うと、これと言った趣味はありません。
趣味は?と聞かれれば「絵を描くこと」と応えるでしょう。
つまり、仕事繋がりのことしかやっていない。

散々バカにしていた父と同じことをやっているのです。

しかし、父は家族と行動することや、家の修理をすることは好きでした。
決して上手とは言えませんが、絵を描くことも好きでした。
自分も家族と計画を立てることは大好きです。
もの作りが好きだった父の性格は自分にも受け継がれています。

先日、某占い師の方が出した占い本をみると、自分の性格は「明るいマイナー思考」とあります。
よくぞ自分の性格をピタリと当ててくれたものです。
そう言えば、母はとてもマイナー思考な人でした。

性格は遺伝するのです。
親の嫌な部分を見て批判はできるのですが、それはソックリそのまま自分の欠点であり、長所でもあるのです。
この歳になって、やっとそんな簡単なことに気づくのですが、もっと若い頃に気づいていれば、もう少し優しくできたのかも知れません。

何でそんなことを今日書きたくなったのか?
自分でも分からない。



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2019年10月18日

「 朝の散歩 2019_1018 」






母なる 川は

時に優しく 時に激しい

お怒りは ごもっとも

でも できることなら

優しく 囁いて ほしい

優しく 子守唄を 歌っていて ほしい




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ー金沢市 浅野川(AM.6:57)ー
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2019年10月16日

「 朝の散歩 2019_1016 」






長い年月をかけて 熟成する

長い月日をかけて 生きる

味わいが 生まれる

まだまだ 熟成期

栓をあける訳には いきません

この人生

もっと美味しく なるはずです





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ー金沢市 高岡町(AM.7:33)ー
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2019年10月15日

「 朝の散歩 2019_1015 」








側室の 住まいから

軍隊の司令部へ 

そして 学生の学びの屋へ

時は移り 観光の場へ

好き放題に 使われて

前田の殿様は 何を思う






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ー金沢市 金沢城公園/旧陸軍第六旅団司令部(AM.7:21)ー
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2019年10月14日

「 特別ではなくなること 」






不安だった2日間。





幸い金沢は、台風19号の影響も思ったほどなく、安心して今日を迎えることができました。
被災された地域の方々には、心からお見舞い申し上げます。

テレビでその災害の凄さを見ているだけで、胸が苦しくなります。
今までにない超大型と勢力の台風と解説されていますが、地球の温暖化で今後もこのクラスの台風や大雨は珍しくはなくなると言われています。
日本の何処かで、毎年の様にこの様な災害が起きてもおかしくないと言うことです。

9/23日にニューヨークで開かれた「温暖化対策サミット」。
ここでスピーチしたスウェーデンのグレタ・トゥーンベリさん(16歳)がいますね。
そのスピーチを聞いて一人の大人として、自分はとても恥ずかしいと思いました。
ですが、この少女のスピーチを茶化したり、無視する大人達が多くいる様です。

人間は一度楽な思いをすると、そこからは中々抜け出せないのだと思います。
しかし、彼女が言う様に、人類滅亡の道から我々は未だに抜け出せずにいると思うのです。

個々に何ができるのか?そんな事を考えてみるのですが、直接大きく地球温暖化を防ぐ様なものは頭には浮かびません。
せいぜい車に乗る回数を減らして歩く様にしたり、無駄な電気は使わない様にしたり、出来るだけゴミを出さない様にしたり、その程度のこと。

でも個々が小さな事でもいいから意識の中にそれを置くことはとても大切だと思うのです。
大きな事は政治家に任せるしかないのです。

地球にとって人類は身体に取り憑いた「ガン」の様な存在だと思うのです。
このまま人間の好き放題をやり続けると、地球は必ず自らをリセットします。

このガンの様な存在は消去されると思うのです。

SF映画でみる風景。
何百年後かの地球の姿。
そこにはもう文明の形も影もなく、大自然が広がっている。

そんな景色を頭に描いてしまうのです。



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2019年10月11日

「 朝の散歩 2019_1011 」








明日を 恐れる

明日の風 明日の空を

「平凡」の文字が 

「幸せ」の文字に 重なる

全て 無事 過ぎ去ることを

願う




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ー金沢市 主計町(AM.7:21)ー
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2019年10月09日

「 朝の散歩 2019_1009 」







背伸びをする

陽に あたる

低いよりは 高い方がいい そう思う

でも 風当たりは強く 日差しも強い

それなりの 力がないと

崩れてしまう





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ー金沢市 尾山町(AM.7:07)ー
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2019年10月08日

「 朝の散歩 2019_1008 」








小さな 実は やがて膨らみ

風船の様に 浮かび上がった

雨空の向こうにある 青空を夢見て

風船は 旅立つ 

二人でみる 夢の実は

大空の中で より大きく膨らむ







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ー金沢市 東山/フウセンカズラ(AM.7:23)ー
*フウセンカズラ/花言葉:あなたと一緒に飛び立ちたい
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2019年10月07日

「 にわかファンですが・・ 」






ラグビー、盛り上がってますね。





自分も、にわかファンとして興奮しながらテレビ観戦しています。

正直、いくら日本開催とは言え、ここまで盛り上がるとは思っていませんでした。
やっぱりスポーツは応援するチームが強くないと盛り上がりませんね。
それと、この競技は間延びする暇がない。一瞬一瞬にドラマがあるのです。
日本以外の試合もついつい観てしまいます。

アメラグの様に防具を着けるわけでもなく、自らの身体だけを頼りに攻め、守り、チームの為に自己犠牲を払う。そこに感動が生まれるのです。

ある方が言っていたのですが、あれだけ屈強な大男達がするスポーツなのに荒れないのは、パスが後ろにしか出来ないからだと。
常に後ろを意識しているから、そこで冷静になれるのだと。

ノーサイドの後の互いのチームを讃え合う姿もいいですね。

自分達の業界もその昔は、スペシャリストが集まって一つの仕事をやったものです。
ディレクターがいて、デザイナーがいて、コピーライターがいて、カメラマンやイラストレーターがいて。
そんな仕事が大好きでした。
それぞれが力を発揮して一つの物を作り上げる。

しかし、そんな仕事は今や限られた一流の人達だけの世界になってしまいました。
コンピュータが出て来てからは、一人のデザイナーがほとんど全ての事をやらざるを得ない時代になっています。

自分は組織の中に身を置くのは嫌いです。
でも、独立した者同志が力を合わせて、自分の得意分野で一つの目的に向かっていくのは好きですし、楽しいと思うのです。

こんな時代だからこそ、素朴に力を合わせて敵に立ち向かう、そんなラグビーに心を惹かれるのかも知れません。



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2019年10月04日

「 朝の散歩 2019_1004 」






竜神が はしゃぐ

我が者顔で 大空を 大地を 街を

巻き込み そして踊る

その昔 年に数回しかなかった その戯は

今では 毎月の様にやってくる

人が 神を恐れなくなったから





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ー自宅(AM.8:53)ー

 
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2019年10月02日

「 朝の散歩 2019_1002 」







不幸を追い払うため 鐘は鳴る

幸せを呼び込むため 鐘は鳴る

昨日の不運を 消しさる様に

街中に 届く様に 鐘は鳴る

一日の 始まり

希望の 朝






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ー金沢市 柿木畠(AM.7:28)ー

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2019年10月01日

「 朝の散歩 2019_1001 」






陽は昇り 沈む

川は 瞬く間に 流れゆく

時は 刻々とそれを 刻む

地球の宇宙の 全てが

その時間を 全うするために

動き続ける

動いている限り 明日はある





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ー金沢市 浅野川(AM.7:09)ー
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