2019年12月16日

「 ボランティア 」







基本は自分が大切だけど。





朝の散歩に出かけるとその度に児童を見守る交通巡視員の方に出会います。
小学校の授業がある時期は、必ず交差点に立って児童を誘導しています。

早い方は、朝の6時半頃からほぼ毎日ですから、大変な事ですし、使命感を持っていないとできないボランティアです。
夏はまだいいと思うのですが、冬の寒さに何もせずに立っているのは辛いと思います。

自分も朝の散歩を4年ほど続けていますが、これは自分の為。
人の為にこんなことをやろうとは思わない。

この歳になるまで、人のために何かを積極的にやったと言う記憶がありません。
仕事は結果的に人のためになるのかも知れませんが、報酬がないと成り立たないし、現在やっている町会長や公民館委員も、他にできる人がいないから仕方なしにやっているだけ。

唯一、「ざぶん賞」で挿絵を描くことが人のためになる事なのかも知れないけど、これは絵を描くことが好きだからってことが大前提。

辛いことを自らってのは、なかなかできないものです。

でも、毎朝のように街角に立っている交通巡視員の方々の顔を見ると、とても生き生きとしているのです。
子供達に毎朝出会うのを楽しんでいる。

よく考えると、他人から見て「辛いだろうなぁ」って思うことでも、本人は「楽しい!」ってことがあって当たり前。
世の中それで成り立っているんだから。

若い頃は「人の為に」なんてカケラも思わなかった分、60歳を越えた今、少しは自分が楽しいと思えることで世の中に貢献できれば・・・と反省しつつ、そんな余裕が欲しい。



volunteer.jpg

syuppan_cm02b.jpg

good_s_cm.jpg
https://www.artandselection.net/junichi-ichimura
tshuts_cm.jpg
https://www.ttrinity.jp/shop/j_ichi_shop/
posted by JUNICHI ICHIMURA at 11:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記