なかなかテンションが上がらない。
「来年の個展に向けて作品作りに没頭しています。」と言いたいところですが、新しい作品は何一つできていません。
何もしないまま早半年が経とうとしています。
今年はそんなに仕事はないだろうと鷹を括っていたのですが、想像に反して有難い事に忙しい。
作品作りに割く時間がなかなか取れないのです。
昨年の2月にニューヨークでグループ展をやって、テンションが高かったその乗りでそのまま製作できれば良かったのですが、それも下がり気味。
それに加えてこのコロナウィルスで、果たして来年1月に個展ができるんだろうか?
そんな事さえ考えます。
その会場への申込書の提出期限が迫る中、迷いに迷った展覧会のタイトルをようやく決めることができました。
これって大切なんです。
タイトルで内容を表現しなければいけないし、興味を持って貰わなければいけないからインパクトも必要です。それにこれから製作する作品にも影響するわけですから、広い意味がなくてはいけない。
「 50:50(フィフティ・フィフティ/偶然と必然の狭間で)」
そんなタイトルにしました。
その意味はと言うと、完成を想像できる絵には興味がなくなってしまったのです。描きながら絵を作っていく。子供の頃に遊びで描いた「絵」。絵具を水で溶いて様々な色が画面の上で踊り、混ざる様がとても面白くて興奮し、描く度に新しい発見があった。
そんな原点に戻ろうと思った作品群です。
偶然できる形や色合い、でもその中には無意識の中の自分と言う自意識が働いてもいるのです。
その「偶然」と「必然」の狭間でアートを楽しむ。
そんな作品達にしたいと思いました。
「偶然が半分、必然が半分」そんな意味が込められています。
それに加えて、せっかく「50」って言う数字があるから、50cm×50cmの作品群をメインにしようかと。
テーマが決まって「さぁ!作品を・・・」そう行きたいのですが、まだその為には今の仕事を早く片付けなくては・・・。



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