戸惑うばかり
義理の姉が洗礼を受け、個人としてキリスト教の信者になって何十年か経つのですが、去年まで仏教徒だったその家が訳あって墓じまいをするのをきっかけにキリスト教に改教することになった。
今までは、義理の父の命日に仏壇にお参りをしに行っていたのですが、キリスト教にはその命日と言う考え方がないらしい。
だから亡くなった父のお参りをしようと思うと、教会の礼拝に行かなくてはいけないのです。
昨日はその礼拝に行って来ました。
なにせ初めての経験ですので、戸惑うことばかり。
受付を済ませると、三冊の分厚い本を渡されます。
何かと思えば、聖書と讃美歌を収めた書。
それと、当日の進行表など。
それに従って説教を聞いたり、時には立って讃美歌を皆で歌ったり。
最初にオルガンの調べが奏でられます。
バロック音楽好きの自分にとってこれは感動的でした。
しかし、信仰心のない人間にとっては、これを毎週続けていることに感心してしまいます。
自分にとっては、異教徒の世界ですから野次馬的にそのセレモニーをただ見学して来ただけなのですが、やはり個別に各家をお参りに来てくださる、仏教の方が気が楽だと感じました。
ただ、1人の神のみを盲信することは、他の神を信用しないと言うこと。
宗教は人を助けることにもなるけれど、争いの種にもなる。
そんなことが頭を過ぎった。



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