2021年02月15日

「 アーティストができること 」





コロナ禍をきっかけに




海のこと、水のこと、環境問題をテーマに全国の小中学生から作文や詩を募集してそれにプロのイラストレーターや画家が挿絵を付ける。
そんな金沢発のイベント「ざぶん賞」をその中の1人のアーティストとして参加して、もう18年が経ちます。

昨今のコロナ禍で世の中が変わるように、この「ざぶん賞」も転換期を迎えようとしています。
本来の目的である、環境問題を世界に訴えると言うことに立ち返ろうとその企画を検討中です。
この「ざぶん賞」、元々は子供の頃から環境問題を頭に入れてもらうために考えられたイベントです。

話が飛びますが、先日の自分の個展を観て下さった方々の感想に、「また絵を描きたくなった。」とか、「この閉塞的な時代に展覧会をやってくれてありがとう。」とか、「元気が出た。」「気持ちが前向きになった。」などの言葉を頂きました。
展覧会を開催した側からすると、とてもありがたい事であり、こちらも勇気を頂きました。

こんな風に感動して頂くことは、アーティストとしては最高の満足感を持つことが出来ます。
感動する。つまり、人の心が動くと言うこと。
説明することは誰にでもできると思うのですが、人の心を動かすことができるのはアーティストや信念を持った人の言葉しかないと思うのです。

話を戻しましょう。
環境問題を世界に訴えると言うことは、自分を含め、地球を汚染して来た人々の考え方を変える、つまり心を動かさなくてはいけない。
これはアート作品を作ることと通づるのではないか?そんなことを最近考えるのです。

たくさんのクリエィターやその他の作業をする方々が、ボランティアで参加してくれているこの「ざぶん賞」です。
このプロジェクトが今後どう変わって行くのか?
それを参加している一員として頭を悩ますと同時に、楽しみでもあるのです。


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posted by JUNICHI ICHIMURA at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記