だるまプリンも蕎麦も美味しかった。
先週の水曜日、文化の日に福井にある永平寺に行って来ました。
以前から行ってみたかったのですが、近場ってのはついつい行きそびれてしまうものです。
映画「道元」を何年も前に観て、是非行ってみたいと思っていたのですが、ようやく行くことができました。
この映画を数年前に観る前から「禅」の教えには共感することがたくさんあって、今年の1月にやった個展もそれに影響された作品が多かったと思います。
そう言えば、以前にこのブログでも座禅をしてみたことを書いたことがありましたね。
それこそ3日坊主で終わりましたが。
まず思っていたイメージと違ったのは、その敷地の広さ。
もう少しこじんまりとしたイメージを抱いていたのですが、とても大きなお寺でした。
そりゃそうですよね、100人以上の修行僧が共に生活している訳ですから、これだけの規模は必要なのです。
3年間の修行のようですが、修行僧はもちろん精進料理しか口にすることはできませんし、毎日10時には寝て、朝4時に起床なのです。
これは自分も同じなのですが、自分の場合は年齢のせいでたまたま4時頃に目が覚めてしまうだけの話です。
しかし、食事の用意をする方々は2時起きだそうで、これは厳しい。
たまたまお経を上げている時間帯に接したので、その様子を拝見していたのですが、何十人と言うお坊さんが発するお経は、不思議なハーモニーを醸し出し、迫力と共にとても心地よく身体の中に入って来るのです。
そして何故か涙が出て来る。
それとは別に、黒い衣を着て前に手を組み、廊下を歩くその姿がとてもカッコ良く見えるのです。
建物自体も歴史を感じる素晴らしい景色で、夢中で何枚も写真を撮ってしまいました。
お坊さんは撮ってはいけないんで、それが残念でしたが。
以前から思っているのですが、自分の前世はお坊さんじゃなかったのか?と。
それくらい仏教の言葉は心に響くのです。
これだけの文化財を拝見できて、入館料が500円と言うのも美術館のそれと比べてもとても安いと思いますよ。
また映画「道元」を観たくなった。

*11月末で販売は終了です。
posted by JUNICHI ICHIMURA at 10:36|
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日記