2021年11月22日

「 資本主義の限界? 」






ブータンのような国に?




冬本番といった季節になって来ました。

カニが美味しい、ブリが美味しい。
この日本海側に暮らしていると、日本人に生まれて良かったと思うのです。

しかし、一方日本の産業を見ると、かつて世界一のシュアを誇っていたものがどんどん衰退して、何もかもが世界から遅れている。
自動車産業を見ても、世界のEVの流れにも乗り遅れ、後追いするのみの後進国に。
先日テレビで解説していたのですが、半導体の製造もかつてはそのシュアが世界で一位だったのが十何位だったかな?とにかく遅れてしまっているのです。

古いものや体勢からなかなか抜け出せないのが日本人の性質だと思うのですが、世界の新しい波を予想できないし、それに乗ることにも躊躇して来た。
だから全てが世界から遅れていくことになるのだと思います。

東日本大震災の後も、エネルギーを原子力から自然エネルギーに転換するいいチャンスだったんです。
ですが、それもできなかった。
結局そこにも世界に比べて遅れをとって、未だに原子力頼み。
高レベル放射性廃棄物の処理方法も見つかっていないのに。
廃炉を40年と決めたのに、特例が当たり前にしてしまっている。

20世紀までは、この日本のやり方は通用したのかもしれないのですが、21世紀に入って環境も人々の暮らしも全てが変わろうとしている時に、ガラケーのような考え方をまだ進めるこの国に未来はあるんでしょうか?

美しい自然、豊かな歴史と文化、独自の様式。古いものを守ることしか世界に誇るものがないとしたら、いっそのこと食料自給率を80%くらいに上げるくらいの農業国になった方がマシだと思えるのです。

最近年齢のせいか、電気もエネルギーも必要最低限のものしかいらない。
そんなふうにも思える。

いつの間にか日本は後進国になってしまった。



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*絵本の販売は11月末までです。
posted by JUNICHI ICHIMURA at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記