愚かさに気付いて欲しい。
その昔、「ノストラダムスの大予言」が世間を騒がせました。
「1999年 7の月、恐怖の大王が降りて来る」と言った詩なのですが、これで地球は破滅するんだと、当時は不安に苛まれる人も多かったんではないでしょうか。
しかし何も起きなかった。
確かに21世紀に入ってから、自然災害は増えている様に感じます。
しかも、それが今までにない大きな被害を地球のあちこちで起きている。
そう、恐怖の大王は自然の脅威だと思っていました。
でも最近の世界情勢を見ていると、愚かな一部の人間が地球を滅ぼすことも考えられるんじゃないかと。
地球と言う限られた星の中で、領土を広げようとすることに何の意味があるのでしょう?
そんな価値観は、20世紀以前の時代に置いて来たはずなのです。
限られた資源、増える人口、地球の温暖化、失われる自然。
そんな中で、自国は世界の為に何ができるのだろう?
世界が協調する考え方でなければ人類はこの先生き残れないと思うのです。
「北風と太陽」と言う童話があります。
人が喜ぶことをやれば、人は心を開き仲間になれます。
人を力で押さえつけようとすれば、人は反発し、遠ざかります。
くだらない過去へのノスタルジーや、エゴの為の価値観に固執する人間は、もうこの地球には必要ないのだと感じます。
「恐怖の大王」は、我々の心の中にいる。

