自分自身も紙一重です。
人は悩みます。
過ぎ去った過去に後悔し、まだ見ぬ未来に怯えます。
今が大切だと分かっていても、過去と未来に縛られて身動きがとれなくなるのです。
先日イラストレーター仲間の一人が自死しました。
昨年、一度相談を受けていたこともあるのですが、まさかそんなに悩んでいるようには見えなかった。
「自分にはこれしかない」「自分からこれを取ったら何も残らない」
そんな生真面目な人ほど悩むのだと思います。
でも、私という人間を構成しているのは一つのことだけではありません。
あらゆる要素が相まって一人の人間ができているのだと思います。
例えば、家族。
例えば、友人。
例えば、趣味。
例えば、仕事。
例えば、健康や体力
そんなあらゆる経験から一人の人生も人間も形成されています。
その内の一つの事を例え失ったとしても、それは私の中のほんの一部。
その他のものが本人を支えてくれるはずなのです。
本人が何で悩んでいたのかは分かりません。
でも、自分を過小評価する必要もなければ、過大評価する必要もない。
自分は自分でしかないし、唯一無二のものなのです。
昨年母校の短大に、学生達向けに講演を頼まれました。
そこでは、自分は夢破れた人間であること、でも幸せな人生を送ることができていると言うこと。
夢を叶える事と、幸せな人生をおくることは別のことなのだということをテーマに話しました。
先日、今年もその講演をお願いしますとの依頼がありました。
若い人達が幸せな人生をおくるためのヒントになってくれればと思っています。

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posted by JUNICHI ICHIMURA at 11:52|
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