不自然さを感じるものは、美しくない。
先日の百万石祭りの最初の部分を少しだけテレビで見ていたのですが、オープニングの太鼓の演奏には感動しました。
打楽器ってのは、恐らく人間が原始の時代に最初に作った楽器だと思うのですが、人間の本能に響くと言ううか、理屈抜きに心に入って来る様に感じます。
で、その流れで行列が続いて行くのかと思ったのですが、新百万石音頭が流れて大勢の踊りが始まった。それは良いとしても、バックに流れるその音源は明らかにデジタルで作った音。
太古を思わせる文字通り太鼓の音とのコラボなのに、デジタルな音源は不自然さを感じる。
意図的にアナログとデジタルを融合させる演出なら感動もあったのでしょうが、本来は生の楽器でやるべきものを予算の制限があるのか、それをコンピュータで作っただけの軽い音源。
おまけにその後に急にその流れを止める様に、市長の挨拶があり、テープカットがあり、イベントの流れとしてはエンスト状態。
市長の挨拶なんて必要なんだろうか?
百歩譲ってやるにしても、最後に全てが終わった後に、終点である金沢城で関係者や観客に対してのお礼の挨拶をすればいいんじゃないかと思うのです。
自然に見えるものは美しい。
ファッションも、太っていようが、痩せていようが、その人の体型に合ったものは自然に見えるし、美しく感じる。
あえてアンバランスを表現していても美しさを感じるものは実はバランスが取れている。
建物も環境にマッチしたものは美しく見える。
どこか不自然を感じるものは、美しくないと思うのです。


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