子供の頃の影を追う。
子供の頃の夏は真っ黒になるくらいに外で遊ぶのが当たり前でした。
夏に限らず、あの時代は子供は外で遊ぶものでした。
暑かった夏も今から思えば、30度以上になることは珍しかったと思います。
夜になれば、目の前にある天神橋の上を吹く心地良く涼やかな風を目当てに、夕涼みの人影があちらこちらに見えたものです。
現代の自分も、夏の夜はテラスで好きな音楽を聴きながら、ウイスキーを飲むのが楽しみの一つになっていました。
ですが、今年の夏は一度もそれができなかった。
雨が続いたと思えば、それ以外は蒸し暑くて熱帯夜が続く。だから外に出る気にもならない。
心地良く過ごす時間さえも蒸発してしまったかのような夏でした。
春は嵐、夏は雨と灼熱地獄、秋は台風。
唯一比較的安心できるのは、冬くらいのものです。
昔を懐かしむのはジジイになった証拠なのかもしれないのですが、自分が過ごした子供時代と現代のギャップの大きさにやるせ無さを覚えます。
井上陽水の歌に「少年時代」がありますが、そんな歌詞が生まれるような夏はもう来ないのでしょうか?


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