話し掛ける方も怖い。
昨晩20日は、毎月恒例の防犯委員のお仕事でした。
指定された区間を2台の車に分乗してパトロールします。
自分達の担当エリアは、卯辰山の山中。
夜8時に集合して始まります。
通常は、各ポイントの数箇所で車から降りて懐中電灯を片手に数分歩き回るのですが、昨日は雨。
ほぼ光のない山の中を歩くのは不気味、毎回クマやイノシシと遭遇しないかと不安なのです。
それはやめて、車でドライブ状態でした。
昨晩も何事もなく帰宅かと思ったのですが・・・。
運転していた相棒が「あっ、ちょっと待って」と車を止めます。
何があったのかと窓の外を見ると、道の脇に人が立っています。
窓越しに事情を聞くと、おぼつかない話し方で、「バスを間違えて、道に迷った」とのこと。
フードを被ってマスクをした小太りの人物は、声を聞いても男なのか女なのか?年齢も分からない。
話し方からして、どうも発達に障害を持った方で、若い男性だと分かりました。
家族の電話番号は覚えていたので、相棒が早速電話したところ、何だか話が進まない。
後で話を聞くと、最初は父親が電話に出たらしいのですが、冷たい反応で、途中で母親に替わったようです。
それで母親から自宅の住所を聞いて、もう一台の車を運転していた防犯委員の仲間が「俺、送って行くから」ってことで、無事解決したんですけどね。
夜の8時過ぎ。場所は県民公園まで1kmほどの真っ暗闇で、街灯も少ない山の中です。
たった一人で、さぞ怖かったと思うのです。
声を掛けるこちらも最初は怖かったんですから。
そんな障害を持った息子をたった一人で街に出し、こんな時間になっても帰って来ないのに、心配もしない。
そんな親がいることに愕然としました。
どんな事情があるのかは知りません。
ですが、その親の気持ちがわからない。
送って行った委員の職業はお坊さん。
きっと親に説教してるんじゃないかと、帰路に着く車の中、二人で笑いました。

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posted by JUNICHI ICHIMURA at 12:13|
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