買うだけで満足?
先日久しぶりに、仕事の資料探しに大型書店へ出かけました。
いろいろ見て回るうちにそれとは関係なく、ふと以前から気になっていた「鈴木大拙」著の本を買ってみたいと思い、探すと数種類の本を見つけ、購入しました。
「禅」の教えには共感するところがあるので、それに関する書物は以前から読んではいるのですが、鈴木大拙さんに関しての本は読んだことがなかった。
ところが、家に帰って早速読み始めると、昭和初期に書かれた本なんで、文体や漢字の使い方が現代とは違う。
疑問に思ったり、読めなかったりする度にネットで調べながらの読書は前に進むわけがないのです。
20ページほど読んだ所でストップしています。
買っただけでその本を読んだような満足感を持つことはないですか?
自分の場合はそんなことが多くて、これ以外にももう一冊読みかけの本があります。
終戦後、高度成長期には「三種の神器」と言われる電化製品がありました。
白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫です。
人々はこれらを揃えるために働き、家庭に置くことで満足していた。
AppleコンピュータがiPhoneを開発販売した当時、日本のSONYやPanasonicの製品は世界的に見ても優秀で、業界を圧倒していました。じゃあなぜ日本に出来なくて、アメリカにこれができたのか?
そんなことが話題にもなりました。
日本は個々の機械や商品を開発することは得意なのですが、世界や社会を変えて行くようなシステムを考えることができない。そう言われています。
そして今、国は国を守るために防衛費の倍増を掲げ、様々な軍備をしようとしています。
でも、そこで思うのですが、物を買って揃えるだけで満足し、安心しようとしているんじゃないだろうか?
軍備を増大するだけで、この国を守れるとは思えないのです。
ミサイルを増やしたとしても、敵からのそれを全て防ぐことができないことはすでに分かっています。
原発はどうするんでしょう?
日本を攻撃するには、核はいらないと言われています。
原発に一個のミサイルを落とせばいいなどと。
食料はどうするんでしょう?
他国との外交は?
災害大国のこの小さな島国。
巨大地震が起こったらどうするんでしょう?
国を守るとはどういうことなのか?
単に軍備に金を掛け、それをを揃えて安心するのではなく、相対的な意味を考えて予算を使うべきなのだと思うのですが・・。

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posted by JUNICHI ICHIMURA at 11:59|
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