2023年04月28日

「 朝の散歩 2023_0428 」





命を育む中に 直線はない

命は曲線でできている

人が真っ直ぐな形を作り始めた頃から

自然との共存は

崩れ始めたのかも知れない




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ー金沢市 石川歴史博物館(AM.7:13)晴れー
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2023年04月26日

「 朝の散歩 2023_0426 」






坂道を歩く

地球に引っ張られている

そう感じる

鳥や風船のように 自由ではない

そのことに 安堵する

重い足は 確実に一歩づつ

大地を踏み締める







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ー金沢市 卯辰山(AM.7:04)雨ー

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2023年04月25日

「 朝の散歩 2023_0425 」








光と影が 形を作る

光と影が 道を示す

光と影が 人生を作り

光と影が 無くなった時

人生の修行は 終わる






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ー金沢市 香林坊(AM.7:04)曇りー

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2023年04月24日

「 落語の愉しみ 」





笑いも涙も。




先週の土曜日、初めて生の落語を見て聞いて来ました。
ご近所にある「町屋塾」って言うカフェで、色々なイベントなども企画するお店です。
カミさんがプライベートでもお付き合いがあるので、無理矢理のように連れて行かれたのですが、行って良かった。

昔はPodcastで落語をよく聞いていて、新作落語よりも古典落語が好きでした。
演じる落語家によって同じ題材でも違った話になるのも面白いのです。

先日見た落語家は、笑福亭べ瓶さん。
なんでも、笑福亭鶴瓶さんの最後の弟子だったらしいのですが、その後に更に1人弟子をとったことで、この言葉は使えなくなってしまったのも、逆に美味しいエピソードになっていると思います。

しかし、どんなものでも生で観るってのは感動できますね。
迫力が違います。
枕の部分も含めての2作は、1時間半ほどの時間でしたが、あっという間でした。

座ったままで、1人何役も演じるその話芸は、確実に観ているものをその世界に連れて行ってくれます。
高座って言うのは元々はお坊さんがお説教をやったことから始まっていると言う話は以前に聞いたことがあるのですが、話芸ってのは相当のテクニックがいると思うのです。
お坊さんのお説教もクソ真面目な話だけでは皆が退屈するでしょうし、それで面白おかしくする話芸に繋がっているのだと思います。

自分も去年と一昨年は卒業した短大で90分の講義をしましたが、その準備は大変でした。
でも、これは映像が使えるので、その時間を潰す為のプレッシャーは半減するのです。

話だけで人を引き込むってのは仕事とは言え、大変なことだと感じます。

落語は日本独自の伝統芸能。
その魅力は時代が変わってもフアンを集めるでしょうし、永遠に継承されて行くのだと確信しました。


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2023年04月21日

「 朝の散歩 2023_0421 」





斜面の咲く花ほど 手を伸ばしたくなる

手の届かない 可憐な花は

なお 美しく見え

想像が想像を生み

心が弾む

若かった頃の妄想は エネルギーに溢れていた







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ー金沢市 丸の内(AM.7:04)曇りー
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2023年04月19日

「 朝の散歩 2023_0419 」






伸びようとする 命たち

その為の階段は 決してトップを争うのではなく

共に生きようとする 階段

全てが共存し

全てが上に向う

雨のめぐみは 力を与え

階段は 更に輝く



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ー金沢市 卯辰山(AM.6:55)曇りー

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2023年04月18日

「 朝の散歩 2023_0418 」








地球を突く音が 響き

彼らは時を 進める

後戻りはできない

今 この時を生きるために

昨日という未練を啄み

時を先に送る




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ー金沢市 金沢城址公園(AM.6:52)曇りー


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2023年04月17日

「 読書の楽しみ 」





世界が広がる。




先日ようやくカミさんから勧められていた文庫本「線は、僕を描く」を読み終えました。
砥上裕將(とがみ ひろまさ)著の小説です。
この方は水墨画家なのですが、デビュー作でいきなりメフィスト賞なるものを受賞された方らしい。
テーマも「水墨画」を主題にして、ある若者の人生を重ねて描いています。

随分前からカミさんから渡されていたのですが、ざぶん賞やら、確定申告やら、何かとやらなくてはならない作業があったので、少し読んでは間が空き、また少し読んでは間が空きの繰り返しでなかなか前には進まなかった。

4月になってようやく時間ができたので、一気に読み終えました。

水墨画の魅力がその文章によって、真に迫って来る。
そんな小説でした。
描くこととは何か、主人公の若者の人生とそれを重ねて、一つの世界を醸し出している。
この小説は、絵を描く自分にとっては、とても興味深いものでした。

そして、2年前に開いた自分の個展のテーマとも重なるように感じます。
自分が目指しているものは、水墨画の中にヒントがあるのではないか?
そんなことも感じました。

昨日、早速この小説を映画化されたものをAmazon primeで観ました。
毎度原作を読んでからの映画鑑賞で感じるのですが、やっぱり小説の方が深い。
映画は時間の制限があるものの、小説で語っていることの半分位しか表現できていないと感じるのです。

自分はカミさんほど読書家ではありませんが、他人が創った世界観は、自分の頭の中で生まれる世界には勝てないと思うのです。

今回一気に読み終えたことにはもう一つ理由があります。
村上春樹さんの新刊が出たこと。
これを読みたくて、先に読んでいたこの本を読まなくてはと思ったからです。
村上春樹さんの本は殆ど読んでいますが、昨年の7月に入院した際に一気に上下巻を読み終えた、「海辺のカフカ」は今も時々その小説の世界を心の中で覗き観ることがあります。
この方の世界観は自分が描く絵のヒントや刺激にもなっていると感じるのです。

今日からまたどっぷりと、新しい村上ワールドの世界に浸かって行くことができることにワクワクしています。


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2023年04月14日

「 朝の散歩 2023_0414 」






生きる場所は どこにでもある

乾き切ったコンクリートの上

首まで浸かる 水の中

当然のように 生き生きと命を繋ぐ

自然の強さに 教えられる





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ー金沢市 主計町(AM.6:50)晴れー
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2023年04月12日

「 朝の散歩 2023_0412 」






暗い朝は 足が重い

音までが囚われたような 静かな朝

寝ぼけ眼の街

小さな灯りに気配を感じ 足を向ける

老人は「夜と朝の精」に挟まれ 雑談をしていた

せっせと動く デッキブラシの音と共に




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ー金沢市 石川歴史博物館(AM.7:03)曇りー






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2023年04月11日

「 朝の散歩 2023_0411 」







美術館の中を覗く

製作者の頭の中に入り込んで行く

迷路のように張り巡らされた

神経の道順を辿り

その中枢部へと辿り着く

ここだと思ったその場所は

蜃気楼となり 消えてゆく

真実はどこにあるのか




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ー金沢市 21世紀美術館(AM.7:09)晴れー
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2023年04月10日

「 スポーツ? 」





これじゃぁ壁がなくなってしまう。




先日のWBCでは興奮し、楽しませてもらいました。
人が自身を究極まで追い詰めて、その能力を解放する姿は美しく、感動的なのです。

でも最近ちょっと気になることがあります。
スポーツの定義が最近おかしいんじゃないの?って思うのです。
例えば、次のオリンピックで新しく採用された「ブレイキン」
これは元々「ブレイクダンス」って言われていたもの。
そう、ダンスなんです。
これがスポーツなら、社交ダンスもスポーツです。

あと、「Eスポーツ」って言うカテゴリーもあります。
デジタル画面上でスポーツやレーシングなどを競うことを、スポーツって言ってしまう。
しかしこれは「ゲーム」です。
これをスポーツって言うなら、将棋やチェスもスポーツです。

全身を使って描く巨大アートも、そのうちスポーツって言ってくるんじゃないか?とさえ思ってしまう。

せめてスポーツの定義として、「全身の筋肉を使って対戦相手との駆け引きがあり、明らかに勝ち負けが分かるもの」
として欲しいと思うのは自分だけでしょうか?

なんでもかんでも拡大解釈をしていくのは、日本の今の政治にも似ているのですが、最近のオリンピック事情を見ていると、一部の人間の利権にも関わっているのかなと思ってしまいます。

そんなことに関係なく、今年も大谷選手は絶好調。
選手はその場その時に自分のベストを尽くすだけ。
自分も「スポーツ」観戦を楽しみたいと思います。


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2023年04月07日

「 朝の散歩 2023_0407 」







綺麗と見るか 凄いと見るか

人の心の中で 景色は変わる

心の中の景色は

走馬灯のように 移り変わって行く






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ー金沢市 長谷山観音院(AM.6:45)雨ー
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2023年04月05日

「 朝の散歩 2023_0405 」






いつの間にか 迷路に入り込んでいた。

絡み合うそれは

前に進むことを諦めさせるには 十分だった

暗闇の中でもがいていると

少しずつそれは動き出し

僅かな光の元へと 導き始める

光と水のある その場所へ





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ー金沢市 尾張町(AM.7:06)曇りー
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2023年04月04日

「 朝の散歩 2023_0404 」






煙を吐いて飛ぶ飛行機は 鳥には勝てない

鉄の塊と酸素に守られて 深海に潜る艦は 魚に勝てない

物を燃やす以外にエネルギーを作れない 人間は

春に芽吹く 樹々には 勝てない





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ー金沢市 柿の木畠(AM.7:09)晴れー
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2023年04月03日

「 桜 」





今を咲かせる。




世の中花見シーズンで、この週末はどこに行っても人と車が混み合って、早くこのシーズンが終わってくれないかと思うくらいです。
毎日Joyと散歩をしていると、そのコースはどこに行っても桜だらけで、改めて花見をしたいと思うこともないのです。

家の窓から見える川向に桜の木があります。
何年か前に台風で一部の枝が折れてしまい、不恰好な形になってしまった。
それまではその形状も完璧で、とても美しい桜の木でした。

長い年月を生きるってことは、理想的な形で一生を終わることはない。
生き方も見映えも、その長い人生で出会う偶然と必然で、どんどん形は変わって行きます。
でも、桜は桜。
人生の形が変わって行くことで、生きていると言う実感と楽しみも増えて行くのだと信じたいのです。

今、目の前の桜は形が変わっても、生き生きとその美しい姿を見せています。
でも永遠に花を咲かせ続けることはできない。
だからこそ今、精一杯の力で、綺麗な花を咲かせようとしているのだと思うのです。

YMOの頃からの憧れだった坂本龍一さんが亡くなったことを昨晩知りました。
まさに亡くなるその時まで花を咲かせ続けた方でした。
その花は、散った後もその存在感を放ち、輝き続けることでしょう。

ご冥福をお祈りいたします。


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