楽しみを持つ為に。
若い頃は、世間知らず、怖いもの知らずで突っ走った。
実力も無いのに、一流のつもりでいたのかも知れません。
それはそれで、若さ故の特権と言うか、長所なんだと思うのです。
無謀な挑戦もできるから。
歳を重ね、世の中のこと、自分自身のことが分かって来ると、滅多やたらと思い付きでの挑戦はできなくなって来ます。
でも若い頃とは違い、開き直りとか鈍感力は付いて来る。
人のことは気にならなくなり、マイペースで生きることができるようになる。
以前に書いたと思いますが、来年東京で個展をやろうと思います。
いつになるのかは未定ですが、今月東京へギャラリー探しに出かけます。
何年振りの東京でしょうか?
ニューヨークの帰りに新幹線に乗るために立ち寄っただけの4年前を除くと、もう6年以上仕事では訪れていないと思うのです。
ギャラリーの雰囲気は、ネットの写真だけでは分からない。実際この目で見る必要があるのです。
それに合わせて、名刺も作り直すことにしました。
自分の肩書きに疑問を持ったから。
人生の殆どは、イラストレーターを名乗っていました。
しかし、年金をもらえる65歳を待っていたかのように、レギュラーの仕事は無くなってしまった。
それに加え、数年前から自分自身も、人の為に絵を描くことより、自分自身の為に描くことの方に興味が移ってしまった。
だからもうイラストレーターを名乗る意味がないのです。
そこで自分なりにいろいろ考えました。
「画家」?いや、これは烏滸がましい。
調べると、「家」ってのは、そのことで生計を立てている人のこと。
自分の場合、絵で生計を立てれるほどではない。
「絵師」?いや、「師」ってのは弟子を持ってこそ「師」。
弟子などいないし、人に絵の道を教えれるほどの人間ではない。
どうしたらいいのか?
そこで、現在の自分の状態を肩書きで表現しようと思いました。
「画遊人」
今の自分は「絵で遊ぶ人」なんです。
やっと自分を表現できる肩書きも見つかって、気分も一新。
65歳の鈍感力と開き直りの個展を目指してのスタートです。

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posted by JUNICHI ICHIMURA at 10:24|
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