大きなものは、昔から憧れの対象だったんですね。
今月のカレンダーにある言葉は
「See the elephant」
「直訳すると、象を見ろ」なんですが、その意味はとても深いようです。
その文字の下には「厳しい教訓を学ぶ」と書いてあります。
その言葉だけでは納得できないので、調べてみました。
その他の訳では、「世間を知る」「世の中の経験を積む」などとあります。
それにしても、どうして象なのか?さらに調べると、こんな事らしい。
その昔、英米には象を見たことのある人がほとんどいなかった。
人々の中では、象は空想上の生き物だったんですね。
だから、象なんて物を見る事自体が困難なことなんですね。
その他にも、象を使ったことわざはいろいろあります。
「An elephant never forgets.」
象は記憶力がよく、昔の恨みを忘れないってことらしくて、自分に不親切であった人に対する恨みをいつまでも忘れない。
って意味で使われるらしいです。
日本人には、ちょっとピンと来ないんですけどね。
じゃあ、その逆に小さな物の例えはないのか?
これも調べてみると・・。
「蟻の思いも天に昇る」
小さくて無力な者でも、一心に努力すれば、その願いは叶えられる。
「蟻の穴から堤も崩れる」
わずかな事でも油断すると大事を引き起こす。
ってなことわざを見つけました。
日本人であり、小さな自分には、こっちの方がすんなり入って来ます。
でも、「竜の髭を蟻が狙う」なんて言われたら、身も蓋もないんですけどね。

