「聞く」と「聞こえる」は違う
先日、母校の開学40周年記念同窓会がホテルであって、その二次会を同じホテル最上階のラウンジでやったんです。
高級感漂うその場所には、生のピアノ演奏に合わせる、女性ジャズボーカルの歌声がありました。
確かに、それがあるのと無いのとでは、場の雰囲気は全く違うと思うのです。
ただ、ほとんどの人は熱心にそれを聞いてはいない。
特に我々のように、集団で 盛り上がってる連中には、右の耳から入って、そのまま左の耳から出て行くようなもの。
一生懸命歌っているのに申し訳ないと思い、たまに拍手をするのですが、話のついでになってしまいます。
そんなついでの拍手でも、多分彼女は嬉しいのでしょうね。そのあとには必ず「ありがとうございます」とお礼の言葉があります。
これ、何かに似てるなと思ったら、この自分のブログであったり、snsに作品を載せたりしてること。
彼女の場合はそれでお金がもらえるからまだ救われるのですが、自分の場合は一銭にも ならないことに何でこんなに一生懸命になれるんでしょう?
世界、いや日本、いや周りの限られた人にしか見てもらえてないのに。
歌いたいから歌う。
描きたいから描く。
結局は、それだけ。


