心を洗い流す
昨日、東山の観音院で恒例の「四万六千日」が行われました。
旧暦の7月9日に毎年行われているのですが、この日にお参りすると四万六千日分のご利益があるとされています。
毎年この記事は書いていると思うので、詳しい事は省略しますが、魔除けのトウキビを買って家の軒先に吊るす事も恒例となっています。
最近ではマスコミでも多く紹介されるので、より多くの人達がこのトウキビを買い求めるようになって、3年前だったかな?夕方にお参りに行くと、もう売り切れて無くなってしまっていた事もありました。
なので、最近は朝一番で行く事にしています。
昨日も午前9時頃に行ったのですが、トウキビの売場にはもう長蛇の列が出来ていてビックリ。
少し時間がかかりましたが、これを買ってから本殿に入ってお参りします。
いつものように見慣れた一つ一つの仏像や観音様にお参りするのですが、何だか今年はそのお顔を見ていると、心に染みる何かを感じました。
このところ公私共に何かと気ぜわしく、意味もなく不安な気持ちが大きくなって心が不安定になっていたのですが、お経とセミの声のBGMを聞きながら仏像のお顔を拝見していると、なんだかざわついた気持ちがす〜っと落ちて行くように感じました。
若い頃は宗教的なものには何の関心も無かったのですが、歳を重ねるにつれ仏像の美しさを知り、そのお顔が何かを愬えているようにも感じるのです。
座禅や瞑想までいかなくても、それを眺めているだけで穏やかな気持ちになれる。
そんな場所でした。



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