「あんなにしてやったのに・・。」と思うと。
昨日の夜、太腿の内側に軽い筋肉痛があるのに気付いた。
何で?
そんなに運動した覚えはないし、何かやったかな?
よく考えると、早朝から地元の旧小学校運動場の草むしりをやったのを思い出した。
しゃがんだり、立ったりの繰り返しで約1時間、黙々と草むしりをやってた。
何でかって言うと、地元の社会体育大会が来週の日曜に行われるから。
今ではもう使われていない小学校ですから、雑草も生え放題な訳です。
たかが草むしりくらいで筋肉痛ですか。
老化と運動不足を実感しました。
公民館委員をやってると、何かとプライベートの時間を裂かれることが多くなります。
多くの人達がボランティアでそれをやっているのですが、例えば今回の社会体育大会に参加される方々は、そんなことはあまり意識はしていないのでしょうね。
いや、決して恩に着せるつもりはないし、皆さんが楽しい時間を過ごしてくれれば良いとは思うんですけどね。
そう言う自分も、知らないうちに人様の善意で生かされていることが山ほどある訳で、お互い様と言えばお互い様。
何も公民館委員ごときで苦労を口にすることはないのです。
自分の土地でもないのに、毎朝公道を掃除する人。
浅野川の中に入ってゴミ拾いをする人達。
身近で、目に映る事だけでもそんな人達がいます。
本当の善意ってのは、看板を掲げてやる事じゃなくて、粛々と縁の下の力持ちとしてやる事なんじゃないかな?
自分が「あんなにしてやったのに・・。」って思うのは、善意じゃなくて、見返りを期待していることになる。
そう思った時点で、善意ではなくなる。
日本の社会の一部は、この善意という要素で成り立っているのかも知れません。



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