値段には訳がある
朝の散歩をする時には必ず腕時計をします。
普段は煩わしいのであまり着けないのですが、1時間程度で帰ることを考えて時間を気にしながらの散歩です。
そんなに高価な時計ではないのですが、現状では使えるものが1個しかないので、普段使いも散歩の時も同じものを使っていました。
でも、運動して汗をかいたりするとベルトが汚れるのが嫌で、何か散歩や短いジョギング用の時計が欲しいと思ってました。
理想を言えばApple-watchが良いのですが、値段を調べると新しいバージョンはバカ高い。廉価なものでも3万弱はかかる様で、そんなにお金はかけたくない。何せ散歩用ですから。
そんな事を考えていたら、instagramでスマートウオッチの広告を見つけた。
値段はなななんと3.700円。
ナンジャコリャ!!?です。
Amazonで購入できるので、調べて見るとメーカーがハッキリしないし、どこの国かも分からない。
恐らく中国製だと思うのですが、一応「血圧・運動量・睡眠の質・歩数計・SNSの受信」はできる様になってます。
カスタマレビューを見ても五つ星が多い。
もしボツな製品でも3,700円ならいいか。そんな思いで、注文しました。
次の日には来たのでさっそく充電して画面をみると・・・。
期待通りと言うか想像通り何ともお粗末なディスプレイデザイン。子供のおもちゃの様な低レベルなデザインで、やっぱりか・・・。
一日中使ってみると、一応機能的には不完全なものではなさそうなのです。
通常新しい物を買ったりすると、ワクワク感が高まるものです。
しかし、今回は心が踊らないのです。
覚悟はしてたものの、逆に萎んでしまった。
デザインの力ってすごい。
良いデザインは、持つだけで心が躍ったり、高揚感があったりするものなのです。
そう、一流のものってのは、単にその質が良かったり高価な材質を使ったりしてるだけじゃない。
もちろんアートや音楽もそうなんですが、それらに触れる人の心さえも変えてくれるのだと改めて感じたのでした。
Apple-watchが6万円ほどする、その価値はあるのだと痛感しました。
でも、当分はこの3,700円のどこの国のメーカーか分からない時計とのお付き合いです。



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