しとしと降る雨が懐かしいのです。
ようやく本来の冬らしくなって来た。
先週末から、ここ金沢はとても冷え込んで雪も積もりました。
ここ数年の気候の変化は、もはや異常気象と言う言葉では括れない、当たり前な状況にあります。
46億年も生きている地球にとっては、当然の様な一瞬の気候の変化なのでしょうが、彼に比べると生まれて間もない人間にとっては初めての異常な経験なのです。
以前なら、今から徐々に暖かくなって春が来るのを待ち遠しい気分になるのですが、ここ数年の気候を見ているとそんな気分にはなれないのです。
温暖な気候になると、また雨の心配をしなくてはいけない。
洪水や土砂崩れの心配をしなくてはいけないのです。
自分が住んでいるこの地は、前は卯辰山、後ろは浅野川に挟まれています。
大雨になった場合の避難場所が無いのです。
もしその様な大きな災害が予め予想された場合には、早めに金沢城にでも逃げるしかないと思っています。
今や高温多湿となってしまった日本。
本当に安心して暮らせる季節は、冬しかないのです。
子供の頃の穏やかな季節の移り変わりが、懐かしい。
