今年もやります。
コロナ禍の中、今年も「ざぶん賞」はあります。
もちろん大勢の人が集まる表彰式はできませんが、全国から集まった子供達の作品を審査して表彰する。それをやらなくてはいけません。
もうこの事業に参加して17年かな18年かな?水や地球のことを子供達に考えてもらうために始まった「ざぶん賞」。
全国の小中学生からこれをテーマに作文や詩を書いてもらって、それにプロのアーティストが挿絵や陶芸作品でコラボするイベントです。
毎年金沢でやっていた展覧会も表彰式同様中止となりましたが、子供達へ贈る作品は作らなくてはいけません。
自分の担当した子供への作品が、昨日ようやく完成しました。
今回のものはちょっと頭を悩ましました。
里海がテーマなのですが、登場する生き物は絵的にメインにするにはカッコが付かない。
悩んだ末、作者が一番言いたかった事をそのまま絵にすることにしました。
里海は長年の人々の努力があって初めてできるもの。そのことを表現することにしたらどうだろうか。
汚れた軍手を描いたのは、人とその作業と努力を感じてもらおうとしたもの。
その内面の美しさまで表現できればと思いました。
それと海の命を感じさせるカニ。
文章に登場するカニは驚きとユーモアを感じさせてくれます。
毎年、こんな感じでボランティアで絵を描かせてもらってます。
ただ、本人に渡すものと展示会用に同じ絵を2点描かなくてはいけない。
これが唯一、苦痛の部分。



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