2021年02月01日

「 絡み合う偶然 」





喜びも悲しみも。




一年間のアート制作とその個展を終えて、ふとした一シーンが絵画に見えてくるようになった。

いつもの見慣れた山や川、そこに生える雑草がより美しく感じる。
夜中にトイレに起きた際、月明かりが壁に写す影。
それらがそのまま自分のアートになるように見えてくる。

偶然が作る必然をテーマにして描いてきたその習慣が、自分の感性に影響を与えたのだと思います。

不思議なもので、個展を終えてみると自分の魂であったはずの作品達がアット言う間に平凡なものに見えてくる。
もっと感動できる作品を作り出せると思える。

写真を撮ることを習慣にしたことも、自分のアートに影響を与えた要素の一つだと思うのです。
風景写真は偶然との出会いです。
同じ場所でもその季節、時間、気候によって全く違った表情を見せます。
毎日シャッターを押しても同じ風景は二度とないのです。
その中で自分が美しいと思った一部を切り取る。
今回のアート展と繋がるのです。

「偶然はその先に起こるであろう必然のプロローグではないか?」

そんなことをテーマにした展覧会でしたが、人が生きて行く過程で出会う人、物、場所、それらがまさにその先の人生に必要な出会いなのだと感じます。

だからこそ今日一日を大切に、出会う人を大切に。
改めてそう思うのです。



kasanari_gu.jpg

syuppan_cm02b.jpg

good_s_cm.jpg
https://www.artandselection.net/junichi-ichimura
tshuts_cm.jpg
https://www.ttrinity.jp/shop/j_ichi_shop/
posted by JUNICHI ICHIMURA at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/188360390

この記事へのトラックバック