春よ早く来い、しかし・・・。
浅野川に重機が入って、溜まりに溜まった土砂や水面を埋めていた水草を数日掛けて根こそぎ取り去って行きました。主な要因は洪水対策なんだと思います。
見ると浅野川大橋と天神橋の間だけなので、恐らく観光客を意識して見栄え良くしたと言うこともあるのかな。
この先の豪雨などを考えるととても大切な作業だと思う反面、これをやった以前とその後に大きな変化が見られます。
それまで多くの種類の水鳥が生息していたのですが、それが減ってしまった。
彼らの生活環境が一変してしまったから。
川縁を散歩して、様々な水鳥がいる風景には癒されます。
しかし、土砂や水草を取り去ってしまったお陰で、そこに生息していた微生物や小さな生き物もいなくなる。そうすると、それを餌にしていた小魚もいなくなる。それをまた餌にしていた鳥達もいなくなる。
「自然環境と災害対策」とってもバランスが難しい話だと思います。
しかし自分が子供の頃はもっと多くの生き物がこの川にいたし、遊歩道もなく、土の壁があっただけでした。でもそんな災害は起きなかった。
現在この地球で起きている災害のほとんどが温暖化のせいだと考えられます。
気候が極端になってしまった。
何十年に一度だと言われる災害が、毎年の様にやって来る。
今年も暖かい春が待ち遠しいのですが、それと同時に水害の心配もしなくてはいけないのです。



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