大雨に怯える日々
先日の静岡の土石流は、ショッキングな映像でした。
人の人生も生活も、何もかもを一瞬で押し流してしまう。
この時期は、ただでさえ13年前の浅野川の洪水を思い出してしまうのに、あの映像は心臓に悪いのです。
今朝の金沢は、朝から激しい雨が降り続いています。
いつの頃からかははっきりしないのですが、日常的に何かに追われている様なそんな切迫感に襲われる日々を暮らす様になっていました。
その正体はハッキリしないのですが、多分一つの事だけが原因ではなく、複数の現状や将来への不安がこの状態を作っているのだと思います。
年齢を重ねるにつれ、誰もがこんな感情を持つのでしょうか?
その内の一つが、この生活を取り巻く環境の変化に思えて仕方がないのです。
一年の内、安心して生活できるのは冬の一時期だけの様に感じています。
春、季節の変わり目には必ず気候は荒れます。大雨や強風が起こります。
晴れの日が続く夏は、高温と日照り。
秋になれば大型台風。
川沿いに住んでいるから特にそう感じると言うこともあると思います。
季節の移り変わりが美しく感じる日本の四季はどこへ行ってしまったのでしょう。
「しとしと降る雨」なんて表現は無に近いのです。
Co2による地球温暖化と言うフレーズは、もう何十年も前から言われていますが、近年たまに聞くのは、この温暖化はそのせいではなく、地球規模で考えれば高温期と氷河期を常に繰り返して現在があるから、「異常でもなんでもない」と言う話。
一体何を信じれば良いのか凡人の自分には分からないのです。
地球の年齢から考えれば、人類がこの地に生まれたのはつい最近のこと。
それ以前に考えられない変化がいくつも起こっているのは想像できます。
でも確実に言えることは、人間は自然には絶対勝てないと言うこと。



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