似たもの同士
父は読書家で、また文章を書くのが好きでした。
定年後は自叙伝を何年もかけてワープロを駆使して書いていました。
殆ど指一本だけでキーボードを打つその姿に可笑しさを感じながら見ていたものです。
自分はと言うと、読書家ではありませんが、文章を書くのは好きなのかもしれません。
10年以上も週に4回のブログの更新ができているのですから。
親子はやはり親子なんです。
父は30歳を超えたあたりから太りだし、毛髪も寂しくなり始めたと聞きました。
だから自分は25歳位から育毛剤を使い始め、少し体重が増えると運動を心がけました。
そのお陰で毛髪も残っているし、体重もなんとか維持できています。
親ってのは、良い意味でも悪い意味でもお手本なんです。
そう考えると、今までの自分は子供達にどんなお手本を見せられて来たのか?
そんなことを考えたりもします。
悪いお手本も「しくじり先生」ではありませんが、彼らの為にはなるんです。
いや、良いお手本よりも悪いお手本の方が力になるように感じます。
「絶対あんな風にはならない」
そう思ってくれた方がいいのです。
公務員だった父親を見ていて、その反発で自分は正反対の仕事を選んだとも思いますから。
でも、小心者で真面目な性格を引き継いでいるとしたら、自分も公務員か職人の方が合っていたのかも知れないですね。
そんな父の七回忌は去年でした。
でも、このコロナ禍ですっかり忘れてた。
さぞあちらの世界で文句を言っているでしょうね。
親父さん安心して下さい。
1年遅れですが、この9月に七回忌やりますよ。
家族だけで、自宅でこじんまりとですが。
2年後には母親の七回忌。
これは忘れないようにしなければ。


*今年の11月で契約満了致しますので、三冊共販売は終了します。