雪ってこんなに早くに降るもんでしたっけ?
金沢では「雪すかし」。「雪かき」の事です。
また、歩いていて雪にハマル事を金沢では「ごぼる」と言います。
東北や北海道のような軽い雪が降る地域ではホウキで掃くとフワッと散ってしまう位の雪だから、「雪かき」でいいんです。
スキーブームの頃は年に何回も志賀高原へ行ったものですが、朝リフトに積もった雪を本当にホウキではいてました。
でも、北陸の雪は水分を含んで重い。
だから、「雪すかし」でないと雪は無くならないんです。
「ごぼる」も一度ハマルと、雪が重くてなかなか出る事ができないから「ハマル」ではなく「ごぼる」なんです。
こうやって考えると、方言ってそれぞれの地域の環境を、音や言葉だけで表現しているようでスゴイ。
何十年、何百年とそこで暮らして来た人達の生活から出てきた言葉だから、心に直接届くって気がします。
短い言葉だけで、頭の中に様々な情景が浮かぶってすごい事。
最近、広告の世界ではコピーライトが前面に出るようなものがないけど、コピーライターが活躍していた時代には良い広告が沢山ありました。
それに合わせて、いいヴィジュアル表現も。
人に何かを感じさせること。
ハンドルの遊びの部分のような、そんな余裕が表現にあった方がいいのにって思います。
広告主からの一方通行ではなく、それを見た大衆からのそれぞれの返事が必ずある。
そんな広告作りが復活できないもんでしょうか?
今日も朝から雪。
まだまだ「ごぼる」ほどの雪は積もらないと思うけど、スノータイヤは必要かな?
